一年365枚 ver.4.0

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS ブラームス ピアノ協奏曲第2番 / フレイレ シャイー ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

<<   作成日時 : 2006/04/11 00:29   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 4

私達の時代の巨匠達の、巨匠らしい名演です。

miwaplanさんのブログでの記事を読んでいて、無償に聴きたくなったCDです。今月はちょっとジャズ系のCDを大量購入してしまっていたので、来月あたりまで購入見合わそうと思っていました(最近はネットで購入することが多いです。)。ところが、行きつけのCD店のクラシックコーナーに、購入する気もないのにフラッと入ったが運のつき(というか運が良かったんですよね。)、このCD(1、2番のうちの2番)が店内に響き渡っていたのですよ。『ああ・・至福の音。なんて豊かな音楽。』というわけで、いつの間にかレジにならんでいた私。

この曲については、今の私の手持ちでは、1番での紹介に続きギレリス/ヨッフムか、バックハウス/ベームかということでしか考えられなかったのですが、いつまでも懐古趣味で仕方がないなと・・1番のことを書いたばかりでもあるので、ちょっと冷却期間を設けることにしました。しかし、本当に現在の演奏家達で、これらの演奏に拮抗するものが表われるのかなあと、おこがましくも、思っていたのも確かです。miwaplanさんの記事がなければ、このCDも、おそらく手にしていなかったでしょう。

第1楽章、ホルンの伸びやかな音に続いて入ってくる、ゆっくりしたテンポのピアノの、本当にどっしりした構えの音。フルートも美しい・・ああ(とここを聴いたがために、レジに並ぶ羽目になったわけです。)。その後、シャイーとゲヴァントハウスは本当に恰幅良い音楽をつくります。2分半あたりから入ってくるバックの弦のピチカートのカッコよいこと。フレイレも、オーケストラの大音量に埋もれることなく強靭ではありますが、同時に繊細な表情付けでピアノ鳴らします。
フレイレってこんな凄い人だったんだ・・。ほとんど彼のこと知らないで、クラシック通ぶっていた私は愚か者です。

第2楽章は、哀愁を帯びた舞踏曲といった趣で、私の大好きな曲です。この楽章は長さも短いので、取り出して聴くことが、多かったですが、これだけは、すいません、ひいきの引き倒しになりますが、ヨッフムのバックのつけ方の立体感が忘れられずにいます。ヨッフム/ベルリンフィルの場合、2拍目と1拍目、2拍3連符の裏といのでしょうか・・にはいる弦の合いの手(わかりますかねえ。)の、膨らまし方が絶品なんですよ。

とはいえ、このフレイレ/シャイーの演奏は、決して悪いものではないです。スケルツォ楽章という意味では、前のめりのテンポとメリハリのついたこの演奏は極上です。オーケストラの音に腰がありますので、軽率になりません。中間部のとくにバックの金管の雄大なこと、これで、一発泣けます。

第3楽章、チェロ・ソロの歌も深みのある音で始まられます。いやあ、ゲヴァントハウスの主席チェロいいですわ。フレイレは強靭な音をもっていますが、前述したように、細やかなこのような曲でも、飽きさせないですね。(下手な演奏だと寝てしまうのですけれど・・。)

第4楽章 いつも微笑みをさそう、ちょっと小粋なテーマで始まる曲です。シャイーは落ち着いたテンポで始めます。フレイレは結構もう火がつき始めています。miwaplanさんも書かれているように、早いテンポで弾きたいフレイレとシャイーとの葛藤があるけれど、最後に、それが無事解決されてゴールイン。ハッピーエンドの映画を見終わったような心地よい後味です。

これは、録音も含めて、この曲のマイベストになりました。miwaplanさん本当に感謝してます。

併録(というか2枚組のもう1枚)の1番も落ち着いたテンポの序奏を聴いて、やっとギレリス/ヨッフムに拮抗できる演奏が現れたと実感しました。

miwaplanさんを信じて、購入して良かった。これらの曲について、あと20年は、これだけでやっていけそうな気がします。

ホルンも演奏できるmiwaplanさんは、“ホルン”のおいしさという観点からも、これらの曲、演奏の解説をされていますので、是非、そちらもご一読ください。(というより、私の駄文よりも、その方がタメになります。)

Decca 4757637

人気blogランキングへ

にほんブログ村 クラシックブログへ

にほんブログ村 トラックバックテーマ 勝手に**の日へ
勝手に**の日


設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 5
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
お気に召していただけましたようで、嬉しいです(*^。^*)

フレイレのピアノでの表現力、シャイーのオケをドライブする力、そのオケが持っている実力(フルートやチェロなどの個人もそうだけど、合奏隊としても含めて)、何より、こういう演奏を余すところ無く捉える録音。

近頃にない、満足できるCDになってるんですよね。こういう作品になら、もっとお金を出してもいいんです。

「金返せー」と言いたくなるの、結構あるんだよねえ。でもこのブラームスのように必ず出会えると信じて、懲りずにせっせと買うんだけど。

garjyuさんと私、聴き方というか感性が似ていると、この記事を読んでいてやっぱり思いました。

ちょっとしたフレーズや、裏メロなんかで、妙に感動しちゃうこと、あるんでしょうね。

第1楽章のピッチカート、第2楽章中間部の金管、第4楽章の最後のたたみかけ。

このコンビ、もっと録音してほしいなあ。
このオケも、今はやりの、自主レーベルを立ち上げてくれると嬉しい。ロン響、アムステルダム・ライヴのようなね。
miwaplan
2006/04/11 01:19
 こんばんわ。お久し振りです。ブラームス:ピアノコンチェルト2番。最近は殆ど聴いていませんが、この曲には思い出があるんです。今から20位前、職場の新婚女性と話していた時この曲の話になり、ぼくはCDはツィンマーマンのをもっていると言いましたら、彼女はバックハウスしかありえないと強く言ってきました。昔聴いていたレコードはバックハウスだったんですが、CDに切り替える時、たまたまお店になかったものですから、違うのも聴いてみようということで、ツィンマーマンのCDを買ったのです。その女性が美人で、やはり彼女もバックハウスかということで・・・それからずっとバックハウスなんですよ。そして、ブラームスはバックハウスという固定観念がついてしまって、フレイレ是非聴いてみたいと思います。
 話しは変わりますが、garjyu にお教え頂いた鬼束ちひろの「月光」聴くうちにとてもよくなってきて、朝はよくイノセンスから以下、流しっぱなしにしておくことがあるんです。やはり自分の知らない分野を教えて頂いて視野を広めていくのは楽しいことですね。これからも宜しくいろいろお教えください。それでは失礼致します。
my favorite stories
2006/04/11 21:45
申し訳ありません。garjyu さん です。さん を抜かしてしまいました。お詫びします。おっちょこちょいは親譲りなものですから。父は生粋の江戸っ子で。
my favorite stories
2006/04/11 21:51
my favorite storiesさん、呼び捨ての件、お気になさらなでください。所詮ニックネームですし。
当然、バックハウスはこの曲の永遠の名盤だと思います。ただ、最近、現役の人たちの演奏を置き去りにしているなあ自戒もあって、最新の名演というのを探していました。信用のおけるmiwaplanさんのご推薦あって(あとCD店内で、演奏の良さが確認できたので)、思い切って購入できたCDでした。
フレイレの、というか、フレイレとシャイーとゲヴァントハウスの(ブラームスの協奏曲では、ピアノだけよくてもダメだと思っています。)の名演には、運命的なものを感じました。
話はころころ変わりますが、鬼束ちひろお気に召していただいたようで、我がことのようにうれしいです。自分の気にいったものを、他の方に気にいっていただくというのは、無常の幸せですね。彼女は、どうも病気で療養中のようです。早くカムバックして欲しいものです。
もし、彼女の歌お気にめしたのであれば、ベスト盤なども出ているようですので、《流星群》、《infection》、《私とワルツを》あたりは、是非お聴きになってみてください。
garjyu
2006/04/11 23:52

コメントする help

ニックネーム
本 文