一年365枚 2017

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zoom RSS 365枚逍遥〜消えた男のブログ(不定期連載小説 その5)

<<   作成日時 : 2007/02/04 19:07   >>

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序章2の2

「“365枚逍遥”って・・、これ、君がやっている、ブログの名前だろう。」
「ああ、そのブログとの立体的な小説の企画なんだ。ブログの内容が小説に、小説の内容がブログの内容に互いに影響を与えていくという幻想小説を考えているんだが、なかなか先が見えてこなくてね。」雅州は言う。
「最後に何か語りつくしていない、何か虚無感が残るのが君の持ち味なんじゃないの。けっして貶しているわけじゃないぜ。君の悩んでいる過程そのものが、君の小説なんだというのが、僕の評価だ。好きなものではないと言ったが、作品の質感というか、存在感そのものは認めざるを得ないない。やっぱりブルックナーと同じだ。」

「貶したり、持ち上げたり、大変なこった。まあ、そういう君の言葉に触発されるというのが、今までの僕の小説を支えてきたんだから、文句も言えないがな。」
「ということで、いつまでに読んでおけば良いかな。」
「3日だ。」雅州はため息混じりに言う。
「なんで、また。ムラヴィンスキーの『ルスラン』並みの速さで読まなければならんな。」
「今回は『新文芸』で、長編を2回に分けての連載なんだ。成り行きで断れなくてな。」

「分かった。今に始まったことじゃないし、色々世話にもなっているしな。娘のヴァイオリンの件もあるし。」
「それは、違うさ。美佐ちゃんに実力があったってことだよ。」

美佐の弾いている曲が、今度はベートーヴェンのコンチェルトに変わっていた。

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