一年365枚NEO 2017

アクセスカウンタ

zoom RSS “ブルックナー指揮者”について考える。

<<   作成日時 : 2008/03/14 11:53   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 7

マーラーを得意とする指揮者を“ブルックナー指揮者”とは認めたくない・・と思いませんか?

本日は、昨日、ヴァントの振るブルックナーの交響曲第9番の演奏を聴いた後、ふと思ったことを書きたいと思います。

現代の指揮者(古楽器系は除く)にとって、マーラーの交響曲諸曲は、指揮者となったからには挑まざるを得ない、そう登山にたとえればエベレスト=チョモランマのような存在なのかもしれません。だから、マーラー受容時代(1960年代)を経た現代において“マーラー指揮者”という言葉はほとんど使うことが少なくなったように思います。
しかし、一方、“ブルックナー指揮者”という言葉は、いまだある程度通用するのではないでしょうか?もしかしたら、宇野功芳先生の読みものからの刷り込みが強烈だったのかもしれないですけれど。

で、冒頭にもどるわけですが、その『“ブルックナー指揮者”といわれている人には、マーラーが得意でいて欲しくない。』という気持ちは、分かっていただけませんかねえ?

“マーラーが振れる”というのは、いわば、指揮者としての“テクニック(指揮の振り方、オーケストラの鍛え方等)”がすぐれているというのが絶対必要条件になります。そして、逆に言えば、“テクニック”がすぐれていれば、そこそこの感動的な演奏になるように、マーラーは交響曲を書いています。

一方、ブルックナーの交響曲は、朴訥で一途、とてつもなく大きな岩山か古代の神殿のようなもので、かなり無愛想です。また、古典派、ロマン派といった枠からはみでた孤高の位置を確立していて、彼の交響曲は比類がなく、ちょっと“似たようなもの”すら古今東西書かれていないのです。その交響曲にいどむには、“テクニック”ではなく、ひたすらな献身的努力しかないと思うのです。

そのようなことを踏まえ、私的な基準でブルックナー指揮者を並べてみました。

クナッパーツブッシュ、フルトヴェングラー(異論もありましょうが。)、カラヤン(さらに異論もありましょうが)、マタチッチ、ヨッフム、朝比奈、チェリビダッケ、ヴァント、スクロヴァチェフスキ、ティントナー、宇野功芳(?)
(シューリヒトやジュリーニ、クレンペラーが入っていない?いやあ彼らはブルックナーの大名演を残していますが、マーラーも結構振っているし、クレンペラーにいたってはマーラーの弟子ですからね。ちなみにジュリーニは私の中では“ブラームス指揮者”です。)

カラヤン、チェリビダッケ、ヴァントなどについては、テクニックがありすぎるので、ちょっと違うかというご意見もありましょうが、それはまた、別の機会があれば、書きたいと思います。

みなさんはどう思われますか?

もし、私の書いたことがお気に召したり、お役に立てたりできたのであれば、3つのランキング↓に参加していますので、クリックいただければ幸いです。
人気blogランキングへ
にほんブログ村 クラシックブログ
音楽ブログランキングへ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
Anton Bruckner
ブルックナーの交響曲第9番を聞いて感じること、彼の人となりを随筆ブログに投稿 ...続きを見る
《線香花火》
2008/04/20 09:23

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
garjyuさま こんにちは

仰っていること、分かるような気もします。
私にとっては、ブルックナー指揮者は、クナ、シューリヒト、マタチッチ、カラヤン、ベーム、ショルティ、ジュリーニ、などを挙げていくと思います。私も、U先生の影響は大です。
重なっていないのは、ベームとショルティでしょうか。ショルティはマーラーが得意でしたね。すると、ベームだけが重なり合わないことになりますね〜

どうでしょうか??

ミ(`w´)彡 
rudolf2006
2008/03/14 15:09
rudolf2006さん、コメントありがとうございます。
実際にオケで活躍されているrudolfさんが同じように思ってくれているとすれば、心強いです。
ベーム忘れていました。3、4番は私のデフォルトです。
マーラーの全集を録音しているショルティは確かに難しいですが、意外に“朴訥”な人だったのではないかとは思っています。

garjyu
2008/03/14 20:34
garjyuさん
お久しぶりです。

マーラー指揮者ならテクニックがあれば誰でもなれるが、「ブルックナー指揮者」になれるためにはブルックナーに対する献身的努力が必要…なるほどなあと思いました。同感です。

ところでブルックナー指揮者にバレンボイムも加えて頂ければ幸いです。彼は2回にわたってブルックナー全集を完成させているので、そのように見えないかもしれませんが、彼なりに献身的努力をしているのだろうと思います。
アルトゥール
2008/03/15 10:31
アルトゥールさん、コメントありがとうございました。
>なるほどなあと思いました。同感です。
ご賛同いただきましてありがとうございます。

バレンボイムですね。彼は、ベートーヴェンやワーグナーなどを聴くと本格的にドイツ音楽の巨匠に練ってきているようですね。
ブルックナーは(宇野先生の受け売りのせいか)聴いていません。ウィッシュリストしておきます。

garjyu
2008/03/15 12:57
アルトゥールさん、私“嘘”をついておりました。さっき、CDラックを探したら、バレンボイム指揮、シカゴ交響楽団(旧盤)との第0番が出てまいりました。カップリングの《ヘルゴランド》目当てで買ったCDだったような・・。ちゃんと聴いていないから印象なかったんです。
明日にでも、ちゃんと聴いてみます。
しかし、改めて考えてみると、当時、0番まで録音しているのですから、バレンボイムのブルックナーの入れ込みようはすごいですな。
garjyu
2008/03/15 21:01
ベームとスウィトナー、インバル、そしてテンシュテットも加えとけ。
宇野の評論を信じているようじゃまだまだだな。
マーラー
2011/10/04 21:51
宇野は無いだろ。
ナードナーハン
2012/01/19 14:21

コメントする help

ニックネーム
本 文
“ブルックナー指揮者”について考える。 一年365枚NEO 2017/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる