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zoom RSS 近頃“現代音楽”が軟くなったとお嘆きのあなたへ。 伊左治直 《熱風サウダージ劇場》

<<   作成日時 : 2008/12/13 09:33   >>

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エンターテイメントとしても楽しめ、しかも“骨のある”現代音楽です。

1 綱渡りの娘、紫の花 /高関健(指揮)、アール・レスピラン
2 機械の島の旅 /大井浩明(clavichord)
3 橋を架ける者−ブリッジ1− /大井浩明(organ)
4 フィネガン前夜祭 /田中信昭(指揮)、東京混声合唱団
5 墜落舞踏綺想曲 /織田なおみ(fl)、北口大輔(vc)、中川賢一(pf)
6 ゆっくり蛇の足−ブリッジ2− /藤田英大(tuba)、伊左治直(various instruments)
7 テューバ小僧 /高橋勇太(指揮)、アンサンブル・ロカ、藤田英大(Tuba)
8 THE−エピローグ− /藤田英大(didgeridoo & Tuba)、伊左治直(various instruments)
   
なんとなくアルバム名、収録曲名に惹かれ、フュージョン系の音楽を期待して購入しましたが、その中身は思っていたのとは全く違ったハードコアな内容でした。
“サウダージ”というと、ボサノバなんかの音楽の背景になっている考え方であるからして、不勉強な私はダラダラしたものを想起していたのですが、それに“熱風”が絡まるとどんなものになるのやら・・。
いや、そもそもサウダージって、そんな簡単なものではなかった・・↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B8

タンバリンのリズムに乗りながらクラリネットがフリージャズ風のメロディを吹きまくる冒頭、一転ピアノの一打でいわゆる“現代音楽”に突入してしまう1曲目《綱渡りの娘、紫の花》 から嵌ります。「メロディやハーモニーがグチャラグチャラしている“現代音楽”なんて嫌い・・。」なんて普段言っている私でも、この曲のパワー(演奏も凄いです。)に圧倒されます。最後には不思議な歌詞の歌が待っています。
伊左治直・・西村朗の弟子だそうです。きちんとパワーが師匠弟子間で引き継がれてますね。

クラヴィコードの思索的(中世ヨーロッパ時代の音楽のよう)かつアグレッシッブ(“現代音楽”や“ロック”などを消化した現代だからこその)な演奏が楽しめる《機械島の旅》。
バロック以前の、どこかで聴いたようなメロディのオルガンによる《橋を架ける者−ブリッジ1− 》。
地声合唱と鍵盤ハーモニカの音が耳について離れない《フィネガン前夜祭》。語りは日本の伝統芸能(能や歌舞伎)などのように聴こえます。
TUBAはCUBAと似ているということで、民族音楽的な要素も盛り込んだ大曲《チューバ小僧》(曲名と聞き応えの差がありすぎ・・。)。

音楽好きすべてにご推薦するわけではありませんが、面白好きな方、“癒し系”とは全く反対の“パワー”を必要としている現代人に聴いてもらいたい一枚であります。

伊左治直 《熱風サウダージ劇場》

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