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zoom RSS つきあい方が難しい? ロッシーニ スターバト・マーテル / ジュリーニ フィルハーモニア

<<   作成日時 : 2009/03/15 11:46   >>

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ヴェルディの《レクイエム》が好きな方には○。

1. 導入唱「悲しみに沈める聖母は涙にむせびて」
2. アリア「嘆き憂い悲しめるその御魂は」
3. 二重唱「たれか涙を注がざる者あらん?」
4. アリア「人々の罪のため」
5.「慈しみの泉なる御母よ」
6. 四重唱「ああ聖母よ」
7. カヴァティーナ「その御傷を深くしのばしめ給え」
8. アリアと合唱「審判の日にわれをまもり給え」
9. 四重唱「肉身は死して朽つるとも」
10.終曲「アーメン,とこしえにわたり」

 カーティア・リッチャレッリ(ソプラノ1)
 ルチア・ヴァレンティーニ・テッラーニ(ソプラノ2)
 ダルマシオ・ゴンザレス(テノール)
 ルッジェーロ・ライモンディ(バス)
 フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

私がもっとも敬愛する指揮者ジュリーニ。彼の指揮しているCDは(オペラや数多くのBBCライヴ盤などを除き)ほとんど持っていると思いますが、そのなかでも今まで取り上げなかったこれを聴いています。入手しすぐ聴いたとき、2曲目以降のあまりの“オペラチック”ぶりに『こんなの《スターバト・マーテル》じゃない。』と拒否反応(その頃はペルゴレージのそれくらいしか知らなかったもので・・)を起こし、以降聴いたためしがなかったものです。

ところで、ジュリーニという指揮者、知っていらっしゃる方は知っていると思いますが、かなり若くして“あのミラノ・スカラ座”の“音楽監督”だったのです(カラスの歌ったライヴの《椿姫》なんて有名なアルバムもありますよね。)。本来であれば、生粋のオペラ指揮者となっていてもおかしくない人だったのですが、わずか3年でその地位を辞しています。彼のように純粋に独自の音楽の世界を追求する人には、オペラ上演に関わる、またはオペラ界(それに関わる社交界?)の、煩わしさは耐えられなかったのでしょう。
そして、シンフォニー指揮者ジュリーニが誕生、成熟を重ねて大指揮者と呼ばれるようになるのですが、根のところでオペラ指揮者の血は残っていました。彼が、1960年代毎年のようにロンドンでヴェルディの《レクイエム》を演奏し、それが彼の地では大評判となっていたのも有名な話です。
http://garjyu.at.webry.info/200612/article_8.html
“オペラチック”な宗教曲を定期的に演奏していたのは、オペラ界を離れた彼の“代償行為”だったと考えられませんか?そして、このロッシーニの《スターバト・マーテル》、彼が実演でどれだけ取り上げたかは良く分かりませんが、これも“隠れたるオペラ指揮者”(1970年代以降は結構CDでもオペラの録音は残しているのですが。)のレパートリーとしてはなかなか挑みがいのある曲だったのは間違いないでしょう。

敬虔なカトリック信者でもあったジュリーニには失礼な言い方かもしれませんが、この曲この演奏を、最初から歌劇『悲しみの聖母』として聴けば合点がいきます。アリアや合唱曲もメロディストであるロッシーニの面目躍如、歌と迫力に満ちた素晴らしい曲、それを“慈愛”で包んだような演奏は言うまでもない名演です。
オペラオペラ、ベルカントベルカント・・が苦手な方でも1曲目の導入唱と5曲目のア・カペラ合唱、9曲目から最終曲までの流れの素晴らしさは分かっていただけるかと思います。

この曲もiPodで何度か聴いて好きな曲になりました。ピリオドアプローチでの演奏も聴いてみたいなあ。

ロッシーニ スターバト・マーテル / ジュリーニ フィルハーモニア @HMV

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コメント(2件)

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ロッシーニ自体をほとんど聴かないのですが、スターバト・マーテル愛好家としては、やはりロッシーニver.は、garjyuさんのおっしゃる通り「歌劇悲しみの聖母」としたほうがしっくりくるような、これを教会でやるんですか?という印象を持っていまして、わたしも初めて聴いたとき、「うきゃー!やめてー」という反応でした(^^; でも、よくよく聴いてみると沁みいてくる曲もあって、なかなか自分の中で消化できない作品であります。
有香ちゃん
2009/03/17 10:44
有香ちゃんさん、コメントありがとうございます。
私もこのCD、大好きなジュリーニの指揮のものだから、一生懸命聴いて好きになろうと努力?して好きになれました。
演奏自体も本当にオペラティっクにうたっているのですよね。同じ指揮者のバッハやシューベルトのミサでは淡々とした歌が良かったのですがねえ。
好きなCDしか書かないこのブログに書けるくらいに好きになりました。
本文にも書きましたがピリオド(古楽器)系の演奏なんかあったら、聴いてみたいですね。

garjyu
2009/03/17 17:38

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