一年365枚NEO 2017

アクセスカウンタ

zoom RSS 19世紀のレクイエム代表!? ブルックナー レクイエム/ ヤンセンス ラウダンテス・コンソート

<<   作成日時 : 2009/03/29 07:47   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 6

画像


こう聴いてみると、ブルックナーの音楽とルネサンス・バロック音楽なんかは隣り合わせにあるようなものだなあ・・。


・ブルックナー:レクィエム(1849)
・デュリュフレ:レクィエム(オルガン伴奏版)

エルケ・ヤンセンス(ソプラノ)
ペネロープ・ターナー(メゾ・ソプラノ)
ルール・ヴィレムス(テノール)
アルノー・マルフリート(バス)
ブノワ・メルニエ(オルガン)
ラウダンテス・コンソート
ギィ・ヤンセンス(指揮)

ヘレヴェッヘのミサ曲第3番を聴いて以来、ブルックナーの声楽曲にもポジティブに接して行こうと思っていたら、こんなアルバムを見つけました。2009年1月の発売したての新譜です。

デュリュフレのレクイエムは、今更私が何も書き立てる必要のない、20世紀を代表するレクイエムのひとつです。まあ年に新譜の一つや二つ出ても何らおかしくはない。それが例えオルガン伴奏版だったとしても(個人的にはオーケストラ版が好きなのですが。)。
しかし、それにブルックナーのレクイエムが併録されているとちょっとした話題にはなるでしょう。後年のミサ曲を聴き知っている人の中にも『ブルックナーってレクイエムも書いているんだ1?』って感じの方々がいらしてもおかしくはない。ヨッフムがDGに残したブルックナーの宗教音楽集の中にも入っていない。そんなないないづくしのブルックナーのレクイエムの新譜というだけで、誰が指揮をしていようと歌っていようと、もうとりあえず“買い”なのですが、ここにひとつのビックリがあります。

『19世紀のレクイエムの代表はブルックナー君の作品に決まりましたあ。』
『えっ、あの若いころ(25歳くらい)に書いたあれが!? 』ブルックナー本人が天国で驚いている様子が想像されてしまいます。

実は、この“ブルックナー & デュリュフレ レクイエム”の新譜、ギィ・ヤンセンス ラウダンテス・コンソートが取り組んでいる15世紀から今世紀にわたるその世紀を代表するレクイエムを1曲づつ選んで演奏・録音してしまいしょう的『レクイエムと七つの世紀』シリーズの1枚、19 ・ 20世紀編なのです。これまでに15 ・ 16世紀編としてオケゲムとラッスス(このあたりの選択は妥当ですかな。まあ数も少ないし)、17 ・ 18世紀編としてカンプラとミヒャエル・ハイドン(ここらあたりからマイナー路線?)と続いてきており、3作目がこれというわけ。21世紀編は委嘱新作だったりするようです。

ギィ・ヤンセンスとラウダンテス・コンソート、ベルギーの古楽アンサンブルで、Cypresレーベルよりすでに11枚組の充実ルネサンス曲集をリリースしているらしいのですが、実は古楽器と現代楽器を使い分け、ア・カペラ教会音楽から交響曲まで何でもこなすアンサンブルとのことでこういう企画には打ってつけ。ヤンセンスの思惑かレーベル側の意向かは知りませんが、今更真っ向からモーツアルトやフォーレでもあるまいというところは、志が高いというか、ニッチ(隙間)狙いかはさておき、私らのようなマニアにはこたえられないんですわな・・。

ところで、ブルックナーのレクイエム今まで何枚かリリースされているようです(私は1枚しか持っておらず、それも1、2回聴いて棚に眠っていました。)が、今回の売りはピリオド(古楽)アプローチであるということですかな。鄙びて良い感じの弦楽器の序奏が良いなあ・・と思って聴いていると少し合唱の出だしが乱れているような・・。しかし、尻上がりに良くなっているぞ。2曲目のDies Irae に入ると本領発揮。ピリオド楽器と古楽系の歌唱がバランス良いです。それぞれの独唱もなかなか。とくに女声二人のハモりはつぼ。バスのマルフリートはなかなか個性的な真ん丸い声ですな。
静かにはじまり、ヤマ少し、谷少しといった曲ですが、ピリオドアプローチが後年のミサ曲以上に嵌る良い曲・良い演奏。まずはこの曲のデフォルトとして、手元において(iPodに潜伏させて)おきましょう。



ブルックナー レクイエム/ ヤンセンス ラウダンテス・コンソート@HMV



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
 これ、わたしも聴きました。
 あたりまえですけど、ブルックナーにも二十歳代があったんですね。ちょっと想像しにくいです。
 録音もいいし、これまで聴いた「ブル・レク」の中では一番でした。

 デュリュフレの方は、整った美しい演奏が多いので、これくらい合唱のばらつきがあった方がかえってこの曲の持つ中世的な側面が強調されて、わたしにはおもしろかったです。
 そういう意味では、次はオケゲムを聴いてみたいと思います。
Nora
2009/03/30 14:58
Noraさん、コメントありがとうございます。
私もブル・レクを最初に好きになれた演奏ということで、これが当面デフォルトになりそうです。ヘレヴェッヘやガーディナーが取り上げてくれないかなあなどとも考えたりしますが。

>合唱のばらつきがあった方がかえってこの曲の持つ中世的な側面が強調されて、わたしにはおもしろかったです。

ブル・レクでもばらつきを感じましたが、今の主流が、整いすぎているのかもしれませんね。デュリュフレはこの演奏だと現代音楽ということをほとんど感じさせませんものね。
garjyu
2009/03/30 22:02
 こんばんは。
 今さら、ですが、このCDのことを取り上げ、garjyuさんのこの記事にリンクさせていただきました。
 いつもお世話になり、ありがとうございます。
 オケゲム、あちこち探しましたが、みつかりません。
 ネットで注文するしかなさそうです。
Nora
2009/05/31 01:02
Noraさん、コメントありがとうございます。
体調壊して、コメントアップすらできておりませんでした。ずいぶんたっていましたが、リンクの許可をしようとしましたところ、前に一括管理したおりに貴重なNoraさんのTBまで消してしまったようです。
さしつかえ名ければ、再度、リンク張っていただけますか?お手間取らせてすいません。
garjyu
2009/06/16 05:53
 こんばんは。
 わたしはいまだにTBのしかたがよくわからず、リンクはわたしの記事の文中に勝手に貼らせていただいたものなので、どうか、ご心配なさらないでください。
 なお、これは単なる連絡事項につき、お返事等不要です。
 気候の変わり目につき、どうぞご無理なさらず、お体を大切にしてくださいね。
Nora
2009/06/16 22:35
ブルックナーのレクイエムを探していて、確かgarjyuさんのお勧めがあったはずだぞ、とココにアクセスしてみると、思いがけなくgarjyuさんの不調を知り、しばらく更新されてないのでどうしたんだろうと思っていたところで、一石二鳥というか(不謹慎ですみません)生存確認?!ができた感じです(^^;
こちらへも返信不要です。十分に休養なさって復帰してください。楽しみに待ってます!
あ、で、このCDオーダーしてみました。来月始めに長男が東京から遊びに来るので、そのとき持ってきてもらいます。楽しみです♪
どうかお大事に!
有香ちゃん
2009/06/18 15:00

コメントする help

ニックネーム
本 文
19世紀のレクイエム代表!? ブルックナー レクイエム/ ヤンセンス ラウダンテス・コンソート 一年365枚NEO 2017/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる