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zoom RSS 大作だけれど一気に聴けます。 ビーバー ロザリオ・ソナタ / マンゼ、エガー 他

<<   作成日時 : 2009/07/18 08:11   >>

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ヴァイオリン・ソナタ版『メサイア』。聴き応えあり。しかし、聴き疲れはしません。ただただ、美しい音楽に身をゆだねるのみです。

第1番 ニ短調『受胎告知』
第2番 イ長調『訪問』
第3番 ロ短調『降誕』
第4番 ニ短調『拝謁』
第5番 イ長調『神殿のイエス』
第6番 ハ短調『オリーヴの山で苦しみ』
第7番 ヘ長調『鞭打ち』
第8番 変ロ長調『いばらの冠をのせられ』
第9番 イ短調『十字架を背負う』
第10番 ト短調『磔刑』
第11番 ト長調『復活』
第12番 ハ長調『昇天』
第13番 ニ短調『聖霊降臨』
第14番 ニ長調『聖母被昇天』
第15番 ハ長調『聖母の戴冠』
パッサカリア ト短調
ボーナス・トラック:スコルダトゥーラについての解説

アンドルー・マンゼ(Vn)
リチャード・エガー(オルガン、ハープシコード)
アリソン・マクギリヴレイ(Vc)

録音:2003年1月4‐7日


新約聖書の、受胎告知からキリストの受難と復活、マリアの戴冠までのストーリーに沿った標題を持つ15のソナタと、「守護天使」を表す無伴奏のパッサカリアからなる曲集です。この曲の存在は『200CD アヴェ・マリア〜宗教音楽の名曲・名盤』を読んで知っていましたが、バロック前期のヴァイオリン・ソナタでCD2枚組、そんなに長い時間“その世界に浸って”いられるか自信がなかったので、つい最近まで聴かずじまいでした。
『200CD アヴェ・マリア』に載っていたハルモニア・ムンディから出ている当盤が少し安くなったので今年の初めに購入しましたが、気を入れて聴きだしたのは、寝込み始めた、この1、2ヶ月くらいですか。

ヴァイオリンにスコルダトゥーラという変則調弦をそれぞれの曲毎に付したというのが、この曲集の特徴であります(第11番『復活』ではに2弦と3弦をクロスに張るのだそうです。また、コンサートで演奏する際にはあらかじめそれぞれの曲用に調弦した何挺か用意したりするようです。)。しかし、それは“手段”であって、“目的”ではありません。“目的”は重音奏法を容易にし、ハーモニーを充実させること。
おかげで、ここでの伴奏はチェンバロもしくはオルガン、第12番『昇天』のみチェロで通奏低音が補強されるのみですが、音色は多彩で、ハーモニーは合奏のように充実しています。

全体の大きな流れとしては、生誕→受難→復活以降=明→暗→明 となっています。
どこをとっても美しい音楽にあふれていますが、短調によって紡ぎだされ、イエスの誕生が単に喜びに満ち溢れたものだけではないということを思わせる 第1番『受胎告知』、第3番 ロ短調『降誕』。反対に長調で受難の場面を表す第7番『鞭打ち』、第8番『いばらの冠をのせられ』など、バロックの前期ながら、奥深い表現を示しています。また、オルガンを伴った第11番『復活』の宗教的な感興、バッハのシャコンヌに匹敵するような、最終曲パッサカリアの緊張感に満ちた美しさなど本当に感動的です。

今回は初めてこの曲に接したので、本来、演奏についてどうこう言えるわけもないのですが、マンゼのヴァイオリン、雄弁かつ気品と宗教的な祈りに満ち、とても感動させられました。
バロック期の曲であるので、演奏の解釈の幅はとても大きいものでしょうから、同曲異演のCDもこれからもっと聴いていきたいです。ゲーベルのもの↓
http://www.hmv.co.jp/product/detail/141194
が出ているようなので、興味ありです。価格がこなれた購入しようかな。

ビーバー ロザリオ・ソナタ / マンゼ、エガー 他@HMV


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
来ましたねー「ロザリオのソナタ」!
この曲は、いったんはまるとなかなか抜け出せませんよ〜。
同曲異演がどんどん増えます。
気がつくとCDが増殖しているんです。
不思議です。聖母マリア様の奇蹟ですね(←違う)。
私はいま8種類持ってます。
マンゼ/エガーはこの曲の演奏としてはやや異色で、
ほとんどふたりだけでやってますね。
曲の構造を見通すには絶好の名演です。

あと、コスト・パフォーマンスなら
ブリリアントから出ているこれ。
http://www.h2.dion.ne.jp/~kisohiro/rosenkranz.htm
演奏も暖かみがあって素晴らしいです。

熱いパッションを感じるのが、グナール・レツボア盤
http://www.h2.dion.ne.jp/~kisohiro/biber.html
生々しい演奏。
キリストの鞭打ちの場面なんかホントに痛そう。

ゲーベル盤は、純音楽的なバロック・ヴァイオリン・ソナタとして
切れ味鋭く演奏した、これまた名盤です。
木曽のあばら屋
2009/07/18 20:59
木曽のあばら屋さん、早速のコメントありがとうございます。

>この曲は、いったんはまるとなかなか抜け出せませんよ〜。
同曲異演がどんどん増えます。

やはりそうですか。結構解釈によって演奏も変わってしまうのだろうと思いました。伴奏も一人ではないことが、むしろ普通なのですね。物欲刺激されます。これも“試練”でしょうか?
“痛そうな鞭打ちの場面”も是非聴いてみたい。




garjyu
2009/07/19 08:36

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