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zoom RSS 音の万華鏡。 久石譲 ミニマリズム

<<   作成日時 : 2010/01/01 23:16   >>

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流石 久石、聴きやすい“クラシック音楽”です。

画像


1 Links
2 Sinfonia for Chamber Orchestra
T.Pulsation
U.Fugue
V.Divertimento
3 MKWAJU 1981-2009
4 The End of the World
T.Collapse
U.Grace of the St.Paul
V.Beyond the World
5 DA・MA・SHI・絵

久石譲 指揮
ロンドン交響楽団

明けましておめでとう御座います。今年もよろしくお願いいたします。

さて、本年一発目は、昨年購入していたのに未聴であった、久石譲のオリジナル(いわゆる映画やCMのために書かれたものではないという意味。)作品を、ロンドン交響楽団の演奏で収めたこのアルバムです。タイトルの通りミニマル・ミュージック(同じテーマやリズムを繰り返していく音楽。)の作品集であると久石は言っていますが、いわゆる初期のミニマル三羽烏(ライリー、ライヒ、グラス)の書いていた作品たちと比べると、その“ミニマル度合い”は低く、始まりも終わりもはっきりし、音楽の発展性もみられ、ミニマル手法は限定的に使用されているようです。久石が“クラシック音楽”にアプローチする手段としてミニマルの語法を利用していると言った方が良いでしょうか。先の三羽烏の後継者、ジョン・アダムス以降の路線かな。

まず1曲目『Links』は、新年の幕開けに相応しい、明るく凛々しい音楽。久石の筆によるものだけあって、クラシック音楽のカテゴリーに入るものなのに、キャッチーで分かりやすい曲調なのは言うまでもありません。オーケストラで明るいミニマル・ミュージックというと、ライヒの『管楽器、弦楽器と鍵盤楽器のためのヴァリエーションズ』という曲を思い出します。『ヴァリエーションズ』は、近代的な建築物の立ち並ぶ都市の景観を音にしたような印象がありますが、『Links』もそれに似ています。ただ、『Links』の方がもう少し、柔らかい“田舎風味”を持っているように感じました。そう、『魔女の宅急便』の海辺の街に近代的なビルが立ち並んだ感じ・・。(分かりにくいたとえですね。)

2曲目は、文字通り小交響曲、第3楽章の盛り上がりというか高揚感が心地よいです。

3曲目『MKWAJU 1981-2009』は、ちょっと土俗的というかエキゾチックというか・・。でも久石の音楽だけに、やっぱり洗練されてますね。

4曲目の『The End of the World』は、このアルバムの一番の聴き物かもしれません。9.11後の世界を表しているという重々しい曲想とメッセージ性。最終楽章では、世界の終わりを歌う合唱も参加しています。決して聴き難い音楽ではありませんが、心して聴くべき音楽ではあります。

5曲目、4曲目の気分を一新するような、浮遊感のある、明るい曲想の音楽です。4曲目の雰囲気のまま、元旦の“聴き初め”とししたくないと思っていたので、この立ち直りはうれしかったです。

本アルバム、ハードなクラシック音楽ファンには物足りない感もあるかもしれませんが、久石譲のアニメ音楽のファンや、私のような、ちょっと変わったオーケストラ音楽好きには喜ばれる内容なのは間違いないと思います。また、気分の良い時に取り出して聴こう。








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久石譲 ミニマリズム
ザ・スター 久石譲 鑑賞なう。「若いころは現代音楽を手がけ、芸術性を追及ししていた。ただし和音とリズムを無視した現代音楽ではなく、音楽の短いフレーズを繰り返す、ミニマル・ミュージックだった」そうだ。 ...続きを見る
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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
新年明けましておめでとうございます♪  こちらへのご挨拶がすっかり遅くなり申し訳ありませんでした。

昨年、久々にネット生活を再開したものの、これまでのようなクラシック音楽1本路線のブログではないため、なかなかご挨拶の機会がなかったのですが、よくぞ見つけていただきました(笑)  ま、そんなブログなので今回は以前のように音楽談義で garju さんと盛り上がることができるかどうか、非常に心もとない状態(?)かもしれませんが、今年もよろしくお願いいたします。
KiKi
2010/01/03 15:23
KiKiさん、コメントありがとうございます。
私も、ひところほど、音楽漬というわけでなく、がゆえに、このブログもほとんど休眠状態でした。でも、ブログを一生懸命更新しているときの方が、公私共に、生活は充実していたような気がして、今年は、かつての勢いを取り戻すべく、自分自身にある程度ノルマ(週一度)を課してがんばって行こうかなと思っております。
音楽以外の内容については、こちらからKiKiさんのブログにコメントでお邪魔しようかと思いますので、これからも、よろしくお願いいたします。
garjyu
2010/01/03 21:49
ご無沙汰しております(覚えていらっしゃるでしょうか・・。)
Pulsation、End of the Worldについては、養老孟司氏との対談本でも久石さんが触れていらっしゃったので聴いてみたいと思っていました。早速ゲットしてみようかな・・という気になりました。
かな
2010/01/04 14:46
かなさん、ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。
このアルバム、国内新譜で価格が高かったので、購入ためらったのですが、手に入れて良かったと思います。重い曲ですが、End of the World は、やはり良いですよ。是非聴いてみてください。
garjyu
2010/01/04 20:18
明けましておめでとうございます。
ブログがしばらく更新されていないので、ちょっと心配しておりましたが、更新を読んでちょっと安心いたしました。むしろ私のほうが具合が悪いかもしれません。
久石さんのこのアルバムは持っていないのでなんとも言えないのですが、ナウシカの初期のサントラLPを持っていて、ブラームスの交響曲第4番の第4楽章とそっくりな曲があったのを思い出しました。
ピースうさぎ
2010/01/04 20:36
ピースうさぎさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
私の方は万全というわけではないですが、体調はまずまずです。ピースうさぎさんもご自愛ください。

私もナウシカのサントラは好きです。あとラピュタ。このあたりに久石のエッセンスは、ほぼ全て含まれていたと言えるかもしれませんね。
garjyu
2010/01/05 20:53

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