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zoom RSS 一期一会の名演。 マーラー 交響曲第9番 / バーンスタイン ベルリンフィル

<<   作成日時 : 2010/12/12 12:14   >>

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ううん・・と唸るしか許されない、聴くのに緊張を強いられる超演奏。

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マーラー:交響曲第9番ニ長調
 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン

1979年10月4〜5日 ベルリン、フィルハーモニー


年末だから第九を聴かなきゃね!
よし、第九のCDはと・・。あったあった。
CDプレーヤーにセット、スタートっ。
始まりはppで静かに始まるんだよね。
あれっ、ちょっと違うぞ、なんかおかしいなあ。

・・マーラーの9番じゃないか!(わざとらしい。)

ということで、マーラーの交響曲第9番を聴きます。

バーンスタイン指揮ベルリンフィルの1979年のライヴ盤。
当時の大スター バーンスタインが、ライバル カラヤン統治下のベルリンフィルにただ一度(コンサート自体は、同曲で2日)客演した演奏会の壮絶記録、色々なところで取り上げられてきた超話題作ですね。
いまさらといわれそうな選盤ですが、私は、昨年の暮れだか今年の初めだかにDGのThe Originalシリーズになったものを手に入れ、初めて聴いたものだし、何度もCDトレイにのせたものでもないので、いまだフレッシュに、この盤に接することが出来るのです。


・バーンスタイン、マーラーの交響曲の中でも、特にこの9番にこだわりを持ち、重要な岐路といわれるような演奏会で、たびたびこの曲をとりあげていたようである。日本で行われたものとしては、イスラエルフィルの来日演奏会が伝説的。
正式なCDは、ニューヨークフィル、コンセルトヘボウとこのベルリンフィルとのもの、映像(DVD)ではウィーンフィルとのものが残っている。
私自身は、このベルリンフィルのCD以外は、コンセルトヘボウとのものだけしか、聴いたことがない。

・第1楽章
アンダンテ・コモドの表示だが、一度指揮棒をおろしたら、自然にインテンポで最後まで流れていくような音楽ではない。一小節たりとも同じところにはとどまっていない、うねり、悩みまくる曲想を、バーンスタインは一瞬のインスピレーションで音楽をつむいでいくようにみえる(当然、それまでのスコアの読み込みや周到な準備、今までの演奏での経験の積み重ねも踏まえたうえでだが。)。それに追いすがるベルリンフィル。短いリハーサルの中で、相当に、指揮者オケの間での意思の交感は行われたのであろうが、100%は埋めきれていないようだ。一見美しく流れていく音楽だが、さまざまな場面で軋み、ゆがみが感じられる。弦のフレーズの立ち上がりなど、バーンスタインが意図したものよりも遅かったりするのだろう。
こういった独特の緊張感、雰囲気がこの盤の演奏を聴く醍醐味だろう。綺麗なだけの演奏とは全く違う。
バーンスタインの呻き声は、気合は、そこここで聴ける。
最後のピッコロの音が苦しげ。バーンスタインはもう少し伸ばしたかったのに、やむなく切り上げたのではないか。

・第2楽章
無骨なレントラー風舞曲。1楽章からの緊張が緩む。
全くの想像だが、バーンスタインは、この演奏会のリハにおいて、1楽章、4楽章が難曲ゆえ、2、3楽章には時間かけられなかったのではなかろうか。
2、3楽章、出来が悪いというわけではないが、後年のコンセルトヘボウとの演奏では、より奔放、変幻自在の演奏をやっていたように思うのだ。

・第3楽章
アレグロ・アッサイ。攻撃的な音楽。
2楽章のところでも書いたが、冒頭のツッコミのところから、リハの足りなさを感じる。オケは立派になっているが、バーンスタインはより、鋭い切り込みを欲しているのではないか。
それでも、この曲の切迫感をあおるようなカッコよさ、面白さは無類。
曲尾の追い込みはとくに凄い。バーンスタインの鬼のような形相が見えるよう。

・第4楽章
冒頭の弦が無類に美しい。当時のベルリンフィルの凄さか。
ppは緊張の局地。アダージョの陶酔的な曲なのに、まどろんでいる暇はない。


・1970年代のものでも、ライヴ盤となると、正式にリリースされているCDの中でも、録音の悪いものは結構多い。The Originalsになる以前に、この演奏のCDの録音についての評をあまり聞かなかったので、一応、最悪のケースを想定していたが、極上といわないまでも、最新の録音と比較しても遜色のないもの。とくに弦の響きは美しい。残響は、後から付加したのか、やや大目か。


マーラー交響曲第9番 / バーンスタイン ベルリンフィル@HMV



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