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zoom RSS クリスマスの朝に。ワーグナー ジークフリート牧歌 他/ チェリビダッケ ミュンヘンフィル

<<   作成日時 : 2010/12/21 08:18   >>

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野心家ワーグナーの暖かく家庭的な音楽を木目の風合の演奏で。

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楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
ジークフリート牧歌
楽劇「神々のたそがれ」〜葬送行進曲
歌劇「タンホイザー」序曲

1993年2月3、4日 ミュンヘン、ガスタイク

クリスマス関連のクラシック音楽、自分のCDコレクション内を検索していますが、意外に少ないですね。これでは、今週一週間もたせるのは難しいなと思っていたところ、伏兵を発見しました。ワーグナーの『ジークフリート牧歌』です。

この曲、ワーグナーが、妻コジマの誕生日の朝に楽団員を密かに呼び寄せ、サプライズで演奏(初演)させたというエピソードで有名です。で、この小島・・いやコジマさん(変換の失敗です。)の誕生日が、実は12月25日、イエス様と同じなのでした。

神の恩寵、自然の恵みに祈り、感謝するこの音楽、クリスマスにふさわしいものに思わせるところが多いですよね。
とくに、クリスマスのために書かれた音楽ではないにしても、12月25日の朝に初めてこの音楽が奏でられたことを考え合わせると、これはもうクリスマスのクラシック音楽といって差し支えないでしょう(やや強引。)。

やわらかな朝日の光で目覚め、森を散策。小鳥のさえずりを聴き、小動物と戯れ、湖のほとりに立つ。そしてゆっくりと帰路につく・・といった趣のゆったりとした20分あまりの世界。良いですよねえ。

以前、レーグナーの甘くやわらかい雰囲気の美演を聴きましたが、今回はチェリビダッケ・シリーズも兼ねてチェリ+ミュンヘンのものを。

何度か書いているように、チェリは、抜群の耳でチューニングを極限まで行ったあと、弦楽器群には、ビブラートを抑えるように演奏させているようです。それが、なんとも独特の“いぶし銀の音”となっているわけですが、これが、時には、峻烈な冬の寒さを感じさせたり、逆に暖かみのある木の肌合を感じさせるものになったりします。
この『ジークフリート牧歌』で感じられるのは後者の雰囲気でしょう。
木管のニュアンスも最高ですね。

テンポ、この曲においては普通でしょうか。チェリにしては、遅くはないですね。遅すぎず、早すぎず、ゆったりと身を任せられる快適さです。
もともと、チェリビダッケの遅めのテンポというのは、多くの情報を聴衆の耳に分かりやすく届けるためのプレゼンの手法のひとつでもあるわけ(それだけの理由ではないでしょうけれど)で、必要がないときは多用しないということでしょうか。


このCD、いわゆる“ワーグナー管弦楽曲集”です。『マイスタージンガー』の前奏曲、ジークフリートの葬送行進曲、『タンホイザー』序曲が収録されています。
それぞれ、チェリ・マジックで、音の重なりが明らかになっていますが、『マイスタージンガー』は、録音のせいか、強奏時、少し音が飽和している感もあり、聴いていて苦しくもあります。木管同士のアンサンブルの部分などは、とても美しいのですけれども。
『葬送行進曲』、『タンホイザー』のふたつは、『マイスタージンガー』以上にスケールを感じさせる音楽に仕上がっていると思います。


ところで、チェリの正規リリースCD、結構手に入れ辛くなっているようです。買いたい人は買い尽くし、もう売れないと判断されているのでしょうか?私などは、DGのシュトゥットガルト放送響、スウェーデン放送響の録音が手に入れられず悶々としているのに。
人類の至宝たる、チェリの録音群、新たなファンのためにも、いつでも手に入れやすくして欲しいものです(レコード、CDリリースを拒否し続けたチェリ本人は不本意でしょうが。)。



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