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zoom RSS 名女優の名舞台。シベリウス ヴァイオリン協奏曲 / ムター プレヴィン ドレスデン・シュターツカペレ

<<   作成日時 : 2010/12/03 22:14   >>

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さすがムター、気迫十分。魅せます、聴かせます。

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シベリウス
・ヴァイオリン協奏曲ニ短調 op.47
・ヴァイオリンとオーケストラのための2つのセレナーデop.69
・ユーモレスク第1番ニ短調op.87-1

アンネ=ゾフィー・ムター (Vn)

ドレスデン・シュターツカペレ
アンドレ・プレヴィン

1995年5月


女流ヴァイオリニストによるシベコン・シリーズ、今宵は第3夜、ムター盤をば。

・主要なヴァイオリン協奏曲は、若いころに、ほとんどカラヤンと録音してしまい、曲によっては再録音さえあるムターだけれど、今のところ、シベコンはプレヴィンとのこれが唯一。
プレヴィンはパールマン、チョン・キョンファといずれも名盤を残している。
また、私の知る限り、ドレスデン・シュターツカペレのシベコン録音はこれだけ。

・まず、オケもソロも出だしのヴィブラートを殺したかすれた音で『おおっ、クレーメルばり!』とうならせる。美音家の彼女が、あえてこう来るのか・・。
ただ、荒涼としたノン・ヴィブラートは長くは続かない。次第に熱を帯び、音の響きも豊かになっていく。

・ある意味芝居気もあり、崩しもある良く歌うヴァイオリン。しかし、くどくなったり、くさくなったりするところまではいかないのが流石。

・ヴァイオリン、録音の距離感もあり、暑苦しくはないけれど気迫がビンビン感じられる。第1楽章の追い込みには、いつ聴いても、ついこみ上げてしまう。

・オケ、北欧の冷たい透明な世界をイメージするものではないが、ドイツの超名門の深々とした音にはしびれる。しかも、プレヴィンのあおりが効いているのか、結構熱演している。第3楽章でのリズムの切れが悪いという評もあるようで、そう言われるとそうなのだが、聴いているうちにそれは気にならなくなる。それ以上にオケの音の素晴らしさが勝っていると思う。

・実は、音程が怪しいところは、結構ある。
想像だが、超大物のムター、プレヴィンの2人、録音の時間が取れず、テイクを重ねることができなかったのではないか。がゆえに、ライヴ的、一発取り敵な熱演が記録されたのかも。

・併録はヴァイオリンと管弦楽の2つのセレナーデとユーモレスク。
たいていのCDでは、大ヴァイオリン協奏曲2曲のカップリングが多いのだけれど、続けて聴くと疲れちゃう場合もあったりなかったり。
こういうアンコール的な曲の併録、アルバムとしてセンスが良いと思う。

・セレナーデ、1曲目は春の野に吹くそよ風を感じさせるような、2曲目は途中の軽やかな舞曲の幻影を見つつ、夕暮れの薄闇のさみしさを歌う・・といったような内容の佳品。このCDで初めて聴いたが、2曲目が特に気に入った。
ユーモレスクも軽やかさと憂い両方を兼ね備えた小品。
セレナーデもユーモレスクも、空気のなかにすっと消えていくような、シベリウスのシャイな人柄を感じさせるような、さりげない終わり方が印象的。
小品の演奏では、ムターもオケも、肩の力が抜け、リラックスした良いムードの演奏をしていると思う。


今宵はここまで。
なお、大好きなシベコンとはいえ、3日連続で息切れしてまいりましたゆえ、ちょっと間をおきたいと思っております。ということで、ブログ次回更新は他の曲で行く予定。

*2010/12/28 23:28追記
ムター盤、膨大な数のクラシック音楽のCD聴き比べをされている安曇野さんのブログでも高評価されていました。
ついうれしくなってしまったので、追記します。↓
http://karajan2.blog101.fc2.com/blog-entry-1022.html

シベリウス ヴァイオリン協奏曲 / ムター プレヴィン ドレスデン・シュターツカペレ@HMV


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