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zoom RSS 《聖歌四篇》より。 ヴェルディ スターバト・マーテル / ジュリーニ フィルハーモニア

<<   作成日時 : 2010/12/09 00:13   >>

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劇的で、奥深い響きを感じさせるスタバトの、ちょっと古いけれど、王道の名演を。

画像


スターバト・マーテル
《聖歌四篇》より

フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
カルロ・マリア・ジュリーニ

1962年12月10-13日 ロンドン、キングズウェイ・ホール


ヴェルディの主要な仕事はオペラなのは言うまでもありませんね。

ただ、彼は敬虔なクリスチャンとして、宗教的な作品にも決定的な名作を残しています。その壮麗さ、劇的なことにおいて比類のない“レクイエム”、通称ヴェルレクです。そのヴェルレクの輝きが眩しすぎるため、その他の数曲の宗教的合唱作品は、わりを食っているのはあるでしょうね。
中では、随分水をあけられてはいますが、《聖歌四篇》が“レクイエム”の次に有名な作品で、よく、ヴェルレク2枚組CDの埋め草のように、併録されるケースが多いです。

私自身、そういったヴェルレクのCDを聴くときは、最後のLibera Me までいくとお腹いっぱいになってしまい、《聖歌四篇》の始まる前にCDプレーヤーをオフにするのが常套です。しかも、そんな不遇な《聖歌四篇》(私の扱いが悪いだけということですかね?)のうち2曲目がスターバト・マーテルであることは、実は失念していました(ひどい話じゃ〜)。

閑話休題、今宵は、ヴェルディのスタバト行ってみます。


・《聖歌四篇》は、「アヴェ・マリア」、「スターバト・マーテル」、「聖母マリアへの讃歌」、「テ・デウム」の4曲からなり、「アヴェ・マリア」と「聖母マリアへの讃歌」が無伴奏合唱、「スターバト・マーテル」、「テ・デウム」がオーケストラを伴う作品になっている。これら4曲、実は別々の機会に作曲されたもの。オペラ「メフィストフェーレ」の作曲者として有名なボイートの助言により纏められ、1898年にパリで初演される。
うち「スターバト・マーテル」は1897年の作品で、4曲の中で一番最後に完成されたもの。

・威圧的なオケによる冒頭。その後のなんとも異国的なStabat Mater dororosaの歌い出し。
淡々と音楽が進みはじめるが、詞の節にしたがって、盛り上がりをみせ、また静かになるといった場面の転換は激しい。しかし、オペラの匠による筆だけあって、無理やりな印象はない。
重苦しい雰囲気の箇所、オケのあおりがカッコ良い箇所、合唱のハーモニーが美しい箇所、13分あまりの短い曲の中に良くこれだけのものを押し込んだものかと感心し、思わず、「これはミニ・ヴェルレクだろう!」とツッコミたくなる。

・録音は1962年のものと古いものだが、音場空間が広く感じられとても良い音に感じられる。オケの熱気も良く感じられる。
演奏について語れるほど、同曲異演盤を聴いているわけではないが(というより、この盤も、ほとんどじっくり聴く機会はなかった。)、《聖歌四篇》全体聴いた上でも、若いころのジュリーニの気迫が素晴らしいと思った。合唱については、今はもっと精緻な演奏が出来るところもあるのだろうけれど。

・今回、「スターバト・マーテル」中心に《聖歌四篇》をじっくり聴いたのだが、「これはやっぱり名曲だあ。」と思った次第。ヴェルレクがなければ、ヴェルディの宗教作品の最高傑作として、もっと脚光をあび、演奏頻度も高かったろうに・・という皮肉を感じたりもする。

ヴェルディ 《聖歌四篇》 / ジュリーニ フィルハーモニア @HMV

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