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zoom RSS 大人の男の余裕? シベリウス ヴァイオリン協奏曲 他 / リン サロネン フィルハーモニア他

<<   作成日時 : 2011/01/29 01:55   >>

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これは、文句のつけようのない名演奏かと思います。マジでマジで。

画像

ジャケ写はシベリウスとニールセンの協奏曲のカプリングのものです。


サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調*

チョー=リャン・リン (Vn)

フィルハーモニア管弦楽団

マイケル・ティルソン・トーマス
エサ=ペッカ・サロネン*


ブックオフで手に入れたCBS Sony系通販CD、The Great Collection of Calssical Music(以下“グレコレ”と略)のうちの1枚です。

例によって安曇野さんが、ある中国人のおじさん(リンのことです。)のシベリウスのヴァイオリン協奏曲(以下“シベコン”と略)の演奏が、とてもええと推奨(Sクラス指定)なさっておったんですよ。これは機会があったら聴いたらんといかんなと思っていると、ブックオフのグレコレにあったんですわ。速攻で購入(500円也)しました。

で、まず、サン=サーンスの3番(以下“サン3”と略)から。
この曲は、NAXOS初期にいくつかの名録音を残したドン=スク・カンのもので聴き馴染んでいましたが、このリンの演奏も良いですわ。
総花的というか、曲想は魅力的だけれどいささか散漫な印象のこの曲を、だれることなく、華やかに、カッコ良く決めてくれます。小気味良いテーブル・マジックを乱れ打ちのように見せてくれるような感じです。
タイトで機動性に富んだティルソン・トーマスの伴奏が良いのは言うまでもありません。

次に期待のシベコンとなるわけですが、最初、あまりに期待しすぎていたからか、先に聴いた烈女様(ムターのことです。)のCDの音が耳に残っていたのか、大人しい演奏に聴こえました。悪いところはないけれど、特徴がないというか・・。

何となく納得できず、iPodに入れてみます。
寝床で横になりながら聴き始めると、オケのサワサワの中から冴え冴えとしたヴァイオリンの音が、今度は間近に聴こえます。良い感じです。リビングで聴くより、iPodが良いという場合がままあるのですが、これはそれのようです(リビングのオーディオが安いせいとは言わないで!)。
あくまでも冷静で、激したところはないのに、そくそくと迫ってきます。

リンのヴァイオリン、音は、例えばパールマンのように途轍もなく甘かったり、クレーメルのように冷たく研ぎ澄まされていたりといった分かりやすい特徴はありません(サン3では、結構、甘い音も聴かせていたので、シベコンでは、抑えた音をあえて使っているのかもしれませんが。)。
スタイルも、ミドリハーンのように楷書だと言い切れるようでもなく、かといってムターのように弾き崩すわけでもない。
全て中庸の粋に収まっています。

しかし、圧倒的に優れた音程とリズム感に安心して身をまかしているうちに、音楽にのめり込んでいきます。

圧巻は渋くも甘い第2楽章。オケの共感あるサポートもあって泣けますな。

さらに圧巻は(どこまで圧巻なんや。)、第3楽章の追い込み。
ことさら、熱気で押し切るとか、音量を上げがなりたてるというのではなく、音色というか、音の圧力をコントロールして、徐々に飛翔していくような面持ちです。
こんなニュアンスに富んだ3楽章は聴いたことなかったような気がします。良いぞ〜。

北欧的ではなく東洋的なものなのかもしれませんが、リンの繊細な音色は、この曲にぴったりではないでしょうか。大人の男のロマンを感じさせるんですよね。
昨年12月に女性ヴァイオリニストによるシベコンを続けざまに3つのCDで聴いたおりに、「シベコンは女流奏者じゃなけね!」なんて言っていたおろかな人がいましたねえ(←オレのことです。)。

サロネンは、若々しい、ちょっと頑張りすぎかなあというオケの鳴らせ方をさせていますが、曲への共感はもちろん厚く、その手堅い棒は名演に一役買っていると思います。

ちなみに、サン3とシベコンのカプリングはグレコレ独自のもののようです。
現役盤として、サン3は、他の演奏者によるサン=サーンスの他の曲と、シベコンはニールセンの協奏曲とカプリングされているようです。
ニールセンの協奏曲は、リンの演奏で是非聴きたいなあ。

サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調 リン @HMV

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 リン @HMV

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