一年365枚NEO 2017

アクセスカウンタ

zoom RSS 水はワインに変わりしか。バッハ カンタータ第155番《わが神よ、いかに久しく》/ 鈴木雅明 BCJ

<<   作成日時 : 2011/01/16 15:13   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

デュエットのアリアが白眉ですね。

画像


・カンタータ第155番《わが神よ、いかに久しく》
Mein Gott, wie lang, ach lange

1.Recitative“Mein Gott, wie lang, ach lange?”
2.Aria“Du musst glauben, du musst hoffen”
3.Recitative“So sei, o Seele, sei zufrieden!”
4.Aria“Wirf, mein Herze, wirf dich noch”
5.Chorale“Ob sichs anlies, als wollt er nicht”

Midori Suzuki, soprano
Yoshikazu Mera, countertenor
Makoto Sakurada, tenor
Peter Kooij, bass
Bach Collegium Japan

Masaki Suzuki


本日、顕現節後第ニ日曜日(主日)のカンタータは3番《ああ神よ、心の痛手いと多く》、13番《 わがため息、わが涙は》、155番《わが神よ、いかに久しく》。
そのなかから、初期(ワイマール時代)の155番を、BCJの演奏で聴いてみました。

1曲目がいきなりレチタティーヴォですが、しっとりしたメロディはアリアのようです。不幸・心の痛みを、喜びのワインの不足に置き換えて切々と訴えます。
鈴木美登里様はさすがに素晴らしい歌声です。細いのに威厳がある・・という印象を持ちました。

2曲目は、ファゴットのとぼけたような、しかし哀感のただようフレーズに導かれる、美しくも悲しげなアルトとテノールのアリアです。詩の内容は信仰に確信を持ちなさいという啓蒙的な内容なのですが、メロディは哀感に満ちています。これは絶品です。素晴らしい曲の極上の演奏。2人の独唱者の声の溶け合いの美しいこと。
私、なんとも偏狭なのは分かってはいるのですが、どうも気分的に、男声アルトは好まないのですよね。しかし、ここでの米良美一の歌には文句のつけようがないです。本当に美しい。さすが“もののけ姫”。
ファゴットも達者です。

3曲目の諭しを経て、4曲目の喜びに満ちたソプラノのアリアは明るく喜びに満ちています。歌の素晴らしさは言うまでもないですが、ここでは伴奏の器楽の充実も称えておきたいです。しっとりしたヴァイオリン、安心感のあるチェロ。チェロは鈴木秀美ですから、良いのは当然でしょうか。

最後のコラールは合唱ではなく、独唱者4人で歌われているようです。テンポは遅くないですが、丁寧着実で、信仰への真摯さを感じます。
鈴木雅明は、カンタータ演奏で一番難しいのは、このようなシンプルなコラールの部分だと言っています。それは、技術的に簡単ゆえにごまかしが効かず、本当に真剣に取り組まざるを得ないからだと。その実践が、まさにこの演奏でしょう。
師であるコープマンのコラール演奏がさらっとしているのにそこに光が見えるといった趣であるのに対し、鈴木のアプローチは、もしかしたら、日本人独特の生真面目さゆえのものなのかもしれません。

BISによる、神戸松蔭のチャペルでの残響の美しい録音が、世界最高水準なのは、いまさらいうまでもないことでしょうね。


Bach Cantatas No.5 / Bach Collegium Japan, Masaaki Suzuki @HMV
カンタータ・ボックス1(第1集〜第10集) 鈴木雅明&BCJ @HMV





テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
水はワインに変わりしか。バッハ カンタータ第155番《わが神よ、いかに久しく》/ 鈴木雅明 BCJ 一年365枚NEO 2017/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる