一年365枚NEO 2017

アクセスカウンタ

zoom RSS 洗礼者ヨハネの誕生を祝う。バッハ カンタータ第30番《喜べ、救われし群れよ》/ コープマン

<<   作成日時 : 2011/06/25 22:48   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

晩年の充実した書法による、明るく安定感のある大カンタータ。

画像


カンタータ第30番《喜べ、救われし群れよ》
Freue dich, erloste Schar

Prima parte
1. Chorus“Freue dich, erloste Schar”
2. Recitative“Wir haben Rast”
3. Aria“Gelobet sei Gott, gelobet sein Name”
4. Recitative“Der Herold kommt und meldt den Konig an”
5. Aria“Kommt, ihr angefochtnen Sunder”
6. Choral“Eine Stimme lasst sich horen”

Seconda parte
7. Recitative“So bist du denn, mein Heil, bedacht”
8. Aria“Ich will nun hassen”
9. Recitative“Und obwohl sonst der Unbestand”
10.Aria“Eilt, ihr Stunden, kommt herbei”
11.Recitative“Geduld, der angenehme Tag”
12.Chorus“Freude dich, geheilgte Schar”

Sandorine Piau, soprano
Bogna Bartosz, alto
James Gilchrist, tenor
Klaus Mertens, bass
The Amsterdam Baroque Oechestra & Choir

Ton Koopman


昨日6月24日は、固定祝日『洗礼者ヨハネの祝日』でした。洗礼者ヨハネ、いわゆるヨハネの福音書とか12使徒のヨハネの方ではなく、イエスに洗礼を与えた、『サロメ』で首をはねられてしまうヨカナーンのことですね。
遅ればせながら本日、『洗礼者ヨハネの祝日』のカンタータ、7番《わが主キリストはヨルダン川に来たれり 》、30番《喜べ、救われし群れよ》、 167番《汝ら人間よ、神の愛を讃えよ》の 3曲の中から、30番《喜べ、救われし群れよ》をコープマン+アムステルダム・バロック盤で聴きました。

例によってNoraさんのブログを覗かせていただきましたところ、この曲、世俗カンタータのパロディではあるものの、一番最後の教会カンタータということになるそうです(成立年順に収録されているコープマン盤では、最終の22巻に収録されていました。ちなみに、私、この22巻、初めて開封しました。これで、カンタータ全集全て開封しました。パチパチ。)。「とすると、なかなかに歯ごたえのある、ちょっと実験的な作品だろうか。」なんて身構えたのですが、曲は長いものの、聴いてみると、屈託のない明るさとおおらかさのある素敵なカンタータでした。
Noraさんの受け売りですが、晩年のバッハ、古典的な様式である対位法の掘り下げか、最新様式の吸収か、と全く別の2つのあり方を追求しており、このカンタータにおいては、後者が顕著で、それが親しみやすさを感じさせることになっているのですね。

ちなみに、リヒターのカンタータ選集では、初期の有名作を取り上げることが多かった(リヒター自身は全集を目指し、有名曲から、まずは一教会年分を録音していったということなのでしょうが。)と認識していたのですが、この日のカンタータは、この30番が選ばれていました。ということは、私、この曲、最低でも1回は聴いているはずなんですが、あまり記憶が残っていないなあ(後述しますが、アルトのアリアを除いて・・)。

さて、1曲目の合唱。このカンタータには、金管楽器が使われてはいなので、明るく親しみやすくはあるものの、野放図に華やかではない、とても“按配良い感じ”の合唱曲です。曲の長さも短くも長くもありません。いつも書いていますが、こういう曲のコープマン+アムステルダム・バロックの演奏は素晴らしい。

3曲目のバスのアリアも、弦の弾むようなリズムがキャッチーですね。

5曲目の素敵な素敵なアルトのアリア、これは、結構良く聴いていた記憶があります。リヒターのもので馴染んでいた? 他の曲(原曲? パロディ?)を聴いていた? Noraさんのブログを読んでいて合点がいきました。私の愛聴盤コジェナーのアリア集の中に入っていたんですね(MPEGでおまけに入っていた短編映画のようなこの曲のビデオ・クリップがとても素敵でした。)。
弦とトラヴェルソの、これまた弾むような伴奏にのった、明るく、のどかなアリア、良いですね。
コジェナーの方が、若干華やかな感じでしたが、Bartoszさんの歌も素朴で素敵です。

画像


コラールは6曲目、1部の終わりに置かれています。暖かい雰囲気で歌われています。

8曲目のテノールのアリアは短調ですが、速めのテンポで節度を持って歌われます。

9曲目のレチタティーヴォのソプラノの声を聴いて、ゾクッとしました。なんてクールなのに、少年のようにやわらかい歌声。いまや大スターのピオーさんでしたね。続く、少しだけ激し目の短調のアリアが、素晴らしいのは言うまでもありません。

レチタティーヴォを挟んで、1曲目の、リズミカルで明るい合唱曲が戻ってきます。


バッハ カンタータ全集 Vol.22/ コープマン アムステルダム・バロック@HMV


2011/6/26
コジェナーの動画が見つかりましたので↓、貼っておきます。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 こんにちは。いつもどうも。

 バッハの場合、特定の祝祭日に妙に気合いが入る癖があって、名曲が集中していることが多いので、基本1祝祭日に1曲づつのリヒター選集は、なんでこの曲が無いの?ということが、多いですよね。
 この30番は録音してくれていますが、garjyuさんもおっしゃってる「屈託のない明るさ、おおらかさ」は、コープマンの方がぴったりな気がします。
 最近はgarjyuさんの記事を読んでコープマンのCDをよく聴きます。
 演奏自体文句無しに美しいですが、やはり今をときめくスター歌手の歌うカンタータのアリアを聴けるのがいいですね。

 今週もまた祝日があって忙しいですが、これを乗り切るとようやく通常ペースになります。
Nora
2011/07/01 14:30
Noraさん、コメントありがとうございます。
Noraさんのブログで「マリアの訪問の祝日」を確認させていただいており、昨日は10番を聴いたのですが、暑さに負けてしまい(節電中でエアコンを切っておりました。)ブログ纏めるにいたりませんでした。今日、気を取り直して、2曲、更新しようか・・と思っておりますが、どうなりますことやら。

>今をときめくスター歌手の歌うカンタータのアリアを
>聴けるのがいいですね。

「今の今」について、詳しいわけではないのですが、コープマン、ピリオド系で、最初にカンタータ全集を完成させただけあって、現在、古楽界をリードする方々が、その活動の初期に関わったということなのでしょうか。
器楽に関しては、例えばBCJなどが、後発ゆえ、より洗練、完成されているような印象を受けることも多いですが、声楽に関して言えば、その目指す音楽の色合いなどは別にして(いわゆる好みの問題)、独唱も合唱も素晴らしい出来栄えですよね。これらを聴いてしまうと、昔の録音を聞き返すのは、ちょっと難しいなと感じる今日このごろであります。
garjyu
2011/07/03 22:08

コメントする help

ニックネーム
本 文
洗礼者ヨハネの誕生を祝う。バッハ カンタータ第30番《喜べ、救われし群れよ》/ コープマン  一年365枚NEO 2017/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる