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zoom RSS 真面目なお祭り騒ぎ。オネゲル 交響曲第4番《バーゼルの喜び》/ デュトワ バイエルン放響

<<   作成日時 : 2012/04/01 16:45   >>

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オネゲルの田園交響曲? 親しみやすく軽めの曲調ですが、軽佻さ、空々しさとは無縁の、まじめな佳品。

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オネゲル 交響曲第4番『バーゼルの喜び』

バイエルン放送交響楽団
シャルル・デュトワ

ヘラクレスザール、ミュンヘン
1982年


オネゲルの交響曲を聴くシリーズ、4番と5番は、今、手元にはデュトワ+バイエルン放送響の全集盤(2枚組、有名な《パシフィック231》や《ラグビー》も併録。)しかないので、1番と同様、このコンビのものとなってしまいます。
従って、演奏の(比較)感想というより、音楽そのものの印象を語るということになりそうです。

で、今日は4番。
この4番は、戦時中に書かれた2番と同様、ザッハー バーゼル室内管弦楽団のために書かれた曲です。

第1楽章 レント・エ・ミステリオーソ〜アレグロ
オネゲルの交響曲のなかで一番明るいという話で聴き始めたのに、どうも暗い+重い雰囲気の冒頭。そこから一筋、ヴァイオリンのソロの美しい旋律が浮かび上がります。この時点で『おー、なんかええ雰囲気ヤン。』と思いますね。

そして、ファゴットなどに導かれ、徐々に舞曲風のアレグロに移っていきます。
ここでは、“田園”らしく、木管楽器やホルンがフィーチャーされ、楽しくも癒しの音楽を繰りひろげます。途中のアクセントのピアノ+打楽器、金管の使い方がチャーミング。
“幸福感”という言葉を、下品さ抜きで音楽にしたら、こんな感じになるんでしょうね。

第2楽章 ラルゲット
これもパッサカリアの形式で書かれているようです。ちょっと重い、厳粛な雰囲気の低弦、ミステリアスな管楽器の動き、ヴァイオリンの美しく流れるメロディが、見事な伽藍を作り出します。

第3楽章 アレグロ
弾むようなリズムのヒョウキン系音楽。弦、木管、金管、それぞれの楽器群ごとの対位法が見事に決まっています。
中間部の、癒しのような祈りのようなミステリアスな部分も魅力的。
終わり方のさりげなさ+チャーミングさは◎。

ポリフォニックな緻密さも含め、構成も十分に考えられた力作であるものの、孤独なペシミスト、オネゲルにしては、120%の親しみやすさをしめした佳品です。他の曲と違い聴き疲れせず、何度か繰り返し聴いてもいいなあと思わされます。デュトワ+バイエルン放響の演奏も素晴らしかったけれど、これは、フランスなんかのオケの軽めの音でも聴いてみたいですね。

ということで、重苦しい音楽が苦手な人のオネゲル入門は、より有名な3番の交響曲より、こちらをお勧めしておきましょう。


オネゲル 交響曲第4番『バーゼルの喜び』/ デュトワ バイエルン放送響 @HMV

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