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zoom RSS 快速快調。シューベルト 交響曲第6番 / ムーティ ウィーンフィル

<<   作成日時 : 2012/04/28 09:38   >>

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ベートーヴェン+ロッシーニな交響曲? 若きムーティ、颯爽と世界の名器をドライブしています。

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シューベルト 交響曲第6番 ハ長調 D589

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ

ムジークフェライン、ウィーン
1987年2月


シューベルトの交響曲を聴くシリーズ、今日は6番です。

これは《グレート》と同じくハ長調の曲なんですね。《グレート》に対し《小ハ長調》なんてよび方をすることもあるようですが、1〜5番の彼の交響曲と比較すると全然“小さく”ない。響きが充実している・・ちゅうか、4番でも顔は出してはいたけど手の内にできていなかったベートーヴェン的な語法を、完全に手中にしているって感じがしますな。
4番がルートヴィヒ氏の5番に影響されたとしたものだとしたら、この6番、3楽章なんかは明らかにル氏の7番の姉妹編みたいな印象です。一方、1楽章、4楽章はそれぞれが別個のオペラの序曲(イタリア風?)っぽかったり、纏まりは悪いけど、ちょっと個性的で面白いのです。
5番が彼の古典的な手法の総決算だったとして、この6番は4番の延長で、新しいものへの挑戦という意味あいが強かった?
といいつつ、私、この曲まともに聴き込むの初めてだったりしたんですけれど。

手元にあったインマゼール盤と図書館でみつけた2つの録音を聴いて、その中からムーティ+ウィーンフィルのものを選びました。

第1楽章 アダージョ ― アレグレット
冒頭「ガーン」とオーケストラのテュッテイ。これ彼自身の4番の交響曲のそれにそっくり。4番はハ短調、同主調だったのね。当然、4番とは違い、明るく明るく伸びやかに、展開しいきます。
主部に入っていくところは、仰々しい“交響曲”とは思えないフルートのさえずり、爽やかなメルヘン的世界にいざなわれます。一方で、バスが効いていて、響きは充実。

ムーティの快速テンポのドライヴ感と、ウィーンフィルの響きの圧倒的な魅力、この曲にはベストマッチングでしょうね。

第2楽章 アンダンテ
変奏曲ですか?
なんとも長閑な音楽と思っていると、真ん中あたりでは、めちゃくちゃ盛り上がっちゃうんですよね。

ティンパニの強烈な打ち込みは、鬼軍曹ムーティの指示ですね。

第3楽章 スケルツォ プレスト ― ピウ・レント
とうとうシューベルトも交響曲の3楽章をスケルツォとしました。
先にも書いたように、何となくベートーヴェンの7番を思い起こさせます。

ムーティのリズム感の良さが、光ってます。

第4楽章 アレグロ・モデラート
なんか、この楽章だけ浮いていません? この規模の交響曲の4楽章にもってくるにしては、ちょっと長すぎる感じもするし・・。アレグロの明るい音楽なんだけれど、+モデラートってついていて、追い込んでいく感じの音楽になっていない・・。独立した序曲なら、そこそこ良い曲とも思えるか?

と思っていたら、ムーティは、なかなか良いテンポで手際よく纏めてくれています。多分、業界最速テンポでしょうけれど、これでようやく納得な曲になりました。多分ウィーンフィルの弦がうまいからこのテンポでもノれる音楽になったのでしょうけれど。

ムーティという指揮者、(特に若い頃?)、曲によって私自身の脳内イメージとはかけ離れた途轍もない速いテンポを設定することがあるほかは、前向きで気持ちよい音楽をする人なので、かなり好きかも。で、この曲でのテンポ設定は、私的に◎。
シューベルトの交響曲に、ウィーンフィルの響き、初期のものはさておき、6番あたりからは、ベストマッチなのは言うまでもないことでしょう。
ということで、この曲のベスト演奏はこれで決まり(の筈)。

かつて、「アバド、小澤、ムーティ、メータなんて聴くに値しない。」なんて言っていた許光俊氏も、このシューベルトの交響曲全集は褒めていましたっけ。

シューベルト 交響曲全集 / ムーティ ウィーンフィル @HMV

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