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zoom RSS 尻尾まで餡子の入った充実のマラ9 マーラー 交響曲第9番 / アバド ベルリンフィル

<<   作成日時 : 2014/02/25 05:47   >>

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気合の入った本気のベルリンフィルが聴ける、アバド渾身のマラ9です。

画像


マーラー:交響曲第9番ニ長調

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)

録音 1999年9月 ベルリン、フィルハーモニー


ずいぶんブログの更新が滞っておりましたが、とくに例の事件を気にしてとか、体調を崩していたということではなく、私が単に怠けておっただけでございます。まずはご報告まで。

さて、アバドの追悼というには最早遅いのですが、それに相応しそうなマラ9を、ボックスから選んで聴いてみました。

聴き始めてすぐに思ったのが、何というか、この演奏、私がこの曲に持っていた、人生や死への恐怖に対しての嘆きと諦念を行ったり来たりするような暗く重々しい曲(それが皆好きなわけでしょうが。)というイメージとは違うということです。一時期嵌っていたアンチェル+チェコフィル盤(これも名盤)の男性的で純器楽的な方向性とも似ているのですが、アンチェル盤の方には、ポーカーフェイスの裏にそこはかとなく死の影が見えるような気がしたものですが、このアバド+ベルリンフィルにはそういうものは感じられませんでした。“しかし”なのか“がゆえ”なのかはわかりませんが、鑑賞していたの充実感というか満足感はとてもとても高いと思います。

1999年の録音。アバド、癌の手術が2000年の夏ということですが、1999年頃体調はどうだったのでしょう。この録音を聴く限りでは集中力が高くとても充実しているように感じます。それに答えるベルリンフィルの素晴らしいこと。一音一音が決然と響き(ppでも)、曖昧としたところがありません。

先にも書いたように、第1楽章など、個人的にはもっと、暗くウゴウゴとうごめき、嘆き節を歌い(ここでは結構あっさり進んで行ってしまうようなところがあったので)、打ち沈んでいくような演奏が好きなんですが、充実した弦の響きを聴いていると、これはこれで、これ以上のものなどそうはないなあと思ってしまいます。
あっ、1楽章では、ハープの不気味な響きがとても印象的ですよ。

2楽章、3楽章も充実しています。3楽章の最後の追い込みなど、やはりベルリンフィルはカッコいいなと感じますね。

4楽章も明晰で力強さを感じます。この曲を聴いて、“明日への希望”を感じるのは初めてかもしれないです。3番の終楽章の世界かなあ。

バルビローリやバーンスタインが録音したころとは団員は全く変わってしまっているのでしょうが、あの頃のマラ9演奏に対する“生みの苦しみ”を思わせるところを微塵も感じさせない余裕のベルリンフィル(手を抜いているということではないですよ。)が本気になったら、やはり名演は約束されちゃうんですな。
なんとなくベルリンフィル時代のアバドを過小評価していた自分ですが、やはり“虚心坦懐”に音だけを聴かなきゃだめでしたな。

マーラー 交響曲第9番 / アバド ベルリンフィル @HMV 

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