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zoom RSS 透明でゆるふわ。メンデルスゾーン 交響曲第4番《イタリア》/ ノリントン シュトゥットガルト放送響

<<   作成日時 : 2014/08/02 07:47   >>

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ピュアトーンによる古典的な曲のフォルムを明確にした演奏。また、ふとしたところで今まで体験したことのない美しかったり面白かったりな瞬間に巡り合えます。

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メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調『イタリア』

シュトゥットガルト放送交響楽団
ロジャー・ノリントン

2004年
シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザール

今回の《イタリア》紀行(聴こう?)は、飄々叔父さんノリントンの指揮のものです。いわゆるノンビブラート=ピュアトーンによるこの録音(ライヴ)は一時期評判になったようですね。私は最近になって聴きましたが。

第1楽章
明確にリズムが刻まれていても何とも浮遊感があります。音をビブラートで音価ギリギリまで伸ばし切る従来のあり方と違い、すぐに音を減衰、もしくは切り上げてしまうので、音の整理も効いていています。すっきりと明るく見通しの良い音楽づくり。

第2楽章
ノンビブラート、速めのテンポで歌われる鄙びた雰囲気は独特です。軽いようでなんとなく宗教的で厳粛な感じもします。弦と木管の対比も見事。緩徐楽章では弦の人数を切り詰めているとのこと。

第3楽章
可憐な音楽づくりが楽想にあっていますね。


第4楽章
勢いはあるのに強引さは皆無。明瞭に音が聴こえるのは1楽章と同じです。同じ音型を楽器間で受け渡していくところは、何か小さな虫のような生き物の動き(タランテラ=タランチュラだから蜘蛛の足の動きですかね。)を感じさせ、気持ち良いような悪いような不思議な感触で面白いといえばとても面白い。ノリントンって時々こういう表現が妙に上手だったりしませんか?

ピュアトーンによる演奏は曲によってはその雰囲気を根底から変えてしまうようなインパクトがありますが、この曲においては、そもそもの曲の古典的なたたずまいもあって、違和感はなく、曲の良さを引き出しているように思えました。
全体を通しての“交響曲”を聴いたぞという充実感は他の演奏に譲るとしても、何ともふわふわとした中、美しい瞬間瞬間を楽しむような録音でしょうか。何度聴いても胃もたれもしないですし。
この曲の本命盤とは言いませんが、なかなかの名“穴馬”ぶりと言えましょうか。


メンデルスゾーン 交響曲第4番《イタリア》/ ノリントン シュトゥットガルト放送響 @HMV



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