バッハ ビオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番 / サヴァール コープマン (1977年録音)

渋い古楽器のための明るいバッハ。これは佳品の名演です。

1. Adagio
2. Allegro ma no tanto
3. Andante
4. Allegro moderato

今日も暑かった。ということで、今日のお題も、当然バッハ、しかもチェンバロの入った曲を聴きたい・・。

つい、最近、ダンベルドアさんが、ゲーリー・カーのコントラバスで演奏するガンバソナタの曲のことを紹介されてらっしゃいました。その演奏はオルガン伴奏ということで、とても興味をそそられたのですが、まず、そういえば、これらの曲、原曲もまともにゆっくりと聴いたためしがない。たしかサヴァールのものを廉価で買って1、2回聴いただけだったことを思い出し、昨晩探しました。
ありました。ありました。しかも、良くみたら、伴奏はコープマン? それに録音は結構古く1977年。
へえーという感じがしました。良く調べてみると、このコンビでは、再録音もしており、そちらの評価が高いようです。
ちょっとまったりというか、粘液質系と思っていたサヴァールと、あっさりのコープマン・・。水と油かと思いましたが、全然違和感のない開放的なバッハです。まず、今日は1番を聴き込んでみました。

1.やさしく伸びやか、明るくメロディックなバッハです。ダンベルドアさんがヘンデルのようと評したのも得心。夏は厳しいバッハよりもこういう風情のものが言いですね。ところどころサヴァールの気張っているような声が聞こえるようですが、気張っているワリには、でてくるガンバの音は優しいです。
コープマンも独特の軽いタッチのチェンバロ。彼の指揮するカンタータと一緒で、天国的です。

2.可愛いメロディのフーガですか。微笑ましい音楽ですね。なんか親子で演奏とか出来たら楽しそうですね。コープマンのチェンバロ軽いですが、雄弁でもあります。サヴァールだけに主役は渡しませんよね。

3.ちょっと悲しげな表情のAndante。サヴァールの影のある音色が曲調にあっているようです。コープマンも神妙に音楽を奏でます。

4. 明るい多声的なAllegro moderato。明るいですが、バッハらしく、最後締めるところはちゃんと締めてますよという終楽章。転調の妙にしろ、楽器間の追いかけっこも単純にみえてそうではないようです。

全体的にキャッチーなメロディというのが少ないから人気がないのかもしれませんが、バッハ好きにはたまらない一品です。これは良いぞ。併録の2番も3番も素敵な曲です(3番の短調の1楽章なぞは私好みです。)。
新しい愛聴盤を発掘。新しいものを買う前にやはり棚卸をしなければなりませんね。でも、それは涼しくなってからかなあ。

バッハ ビオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番 / サヴァール コープマン (1977年録音)@HMV

人気blogランキングへ
音楽ブログランキングへ
にほんブログ村 クラシックブログ

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2006年08月22日 08:38
これは良いですよね。ビオラ・ダ・ガンバもこれだけ表情がつけられる楽器だということをこの盤で認識しました。コープマンのチェンバロも細かい装飾がセンスいいし...
 私のはEMI盤なのですが,この演奏と同じかな(たしか今はVirginはEMI傘下のレーベルですよね)
再録音があるのは知らなかったです。
2006年08月22日 23:25
ダンベルドアさんもこのアルバムで原曲聴いていたのですか。なんとも偶然。
EMI音源→Virjin廉価盤となるパターンが多いようです。

garjyu
dokuoh
2006年08月27日 00:06
こんばんは。この曲はいいですねぇ。私はビルスマとアスペインの演奏を好んで聴きます。アスペインのポジティブオルガンがいいのです。サヴァールの新旧盤は評判がいいので聴いてみたいです。
2006年08月27日 02:00
dokuohさん、コメントありがとうございました。
こちらもオルガンの伴奏ですか。
しかもビルスマ、そそりますね。

garjyu

この記事へのトラックバック