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zoom RSS ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番 / アルゲリッチ シャイー ベルリン放送響(新365枚)

<<   作成日時 : 2007/03/31 17:44   >>

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『勝手にラフマニノフの日』、
ベタですが、やはりこの協奏曲、そしてこのアルゲリッチの演奏ははずせませんね。

アルゲリッチは正式(これもライブですが。)には、この曲というかラフマニノフのピアノ協奏曲の録音はこれしかないと思いますが、今更私が言わずもがなの、予想に違わぬ名演ですね。アルゲリッチのパッションが乗り移ったかのような指揮、オケも真剣勝負で答えています。

第1楽章は、暗いというか不安を感じさせる早めのテンポで静かに始まりますが、ピアノの音が入ってくると、より波乱を予感させます。曲が前のめりでないところでも、ピアノは前へ進もう進もうとしているようです。これがオケと絡むのですが、ライブとは思えないほど、シャイーが良くつけていると思います。オケだけのところではシャイーペースで歌ってはいるのですが、ピアノが入るとやはりアルゲリッチ主導の演奏だと思います。スリリングで前のめりのフレーズと、感情のほとばしるような、しかも煌くように美しい打鍵と、そして胸騒ぎさえ感じさせる迫力。
最後は、名役者の1幕目最後の独白して舞台からそそくさといなくなるようなのようなピアノの弾きぶり。アルゲリッチはピアノで語る女優ですね。

第2楽章は、まずシャイーがオペラの間奏曲のように美しくオーケストラを歌わせます。やはりイタリア気質でしょうか、これがまたなかなか泣かせる。プッチーニか何かを聴いているようです。そこに歌手(アルゲリッチ)の歌が入ってくる。演技と思っていても泣かされてしまうような名優ぶりです。自分のつらかった過去、懐かしい思い出などを語っているような、そんな感情のゆれの大きなピアノです。それについていくシャイーとオーケストラもアルゲリッチと人馬一体となったような素晴らしい伴奏です。

そして、お待ちかねアタッカで3楽章へ滑り込むときのスリリングさ。こういうのを聴いちゃうと他の演奏が聴けなくなってしまうのですよね。
最初から、走りまくりのアルゲリッチ。それでも息も切らさず最後まで走り抜ける駿馬のようなピアノ。オーケストラも気迫でついていきます。ときどき、シャイーがオケだけになるときに少しクーリングをしているようですね。シャイーはオペラで鍛えただけあって、合わせものがうまいのかな。鳴り物(打楽器)がバシバシ入ってくるところもちゃんとキマッっているのでカッコよいですわ。最後は迫力の三位一体のゴールで拍手喝采(ちゃんと拍手も録音されているのが良いですね。)!

実は恥ずかしい話、このCD、発売当初から気になっていたのに1,000円盤になるまで手にもいれていなかったうえに、しかも最近になるまで未開封だったんですよ。まあ、演奏は良いに決まっているから、聴かなくても分かったような気になってしまっていたのですね。
まあ、そんなこんなで“偉そうなこと”言えませんが、誰に聞かせても恥ずかしくない名曲の大名演・・ということで許してやってください。

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番 / アルゲリッチ@HMV

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ラフマニノフの《ボヘミア奇想曲》を、カッツ&ノボシビルスク・アカデミー交響楽団でaudite 92....
クラシック音楽ブログ共同企画  「勝手にラフマニノフの日」用エントリ テーマ曲 《ボヘミア奇想曲》 作品12  指揮:アーノルド・カッツ 演奏:ノボシビルスク・アカデミー交響楽団  録音:2005年6月 場所:ノボシビリスク 時間:13分28秒  総時間:72分56分 金額 ...続きを見る
まぁちゃんのクラシック音楽覚書き
2007/04/02 20:58

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コメント(15件)

内 容 ニックネーム/日時
 garjyuさん、お久し振りです。時々ですが造詣の深いブログを拝見させて頂いております。いつも感心をしております。毎日が慣れない仕事故、役所から帰って来るとお酒を飲んでバタンです。でもやっと今週から春休みになりました。又、宜しくお付き合い下さい。
 今、3番聴きながらこれを書いております。でも残念乍らアルゲリッチではありません。キーシンなんですよ。とはいえ、このコンチェルトはラフマニノフの最高傑作ですね。
 もし宜しければ、私もしばらく振りに又、音楽のサークルに参加させてください。明日午前中は出かけるものですから午後にでも。ラフマニノフ初めてですね。garjyuさんのお陰で何年振りかで3番、ラックから取り出して聴いております。いいですね・・・
 それでは失礼致します。又、宜しくお願い致します。 
my favorite stories
2007/03/31 20:02
my favorite storiesさん、コメントありがとうございます。お仕事ご苦労様です。私、今、訳合って休職中(いたって元気ではあるのですが。)の身で、ゴロゴロしては、駄文をひねっているだけの毎日です。
お天道様に顔向けするための英気を養っていると、とりあえず、自分を納得させておりますが、これからもブログだけは、私のアイデンティティの証としても続けて行きたいと思っております。
今回4月1日のお題であるラフマニノフについてのmy favorite storiesさんの思いなどを書いていただければ、大変ありがたく存じます。
これからもよろしくお願いします。
garjyu
2007/03/31 20:42
こんばんは。
このアルゲリッチ盤は第3楽章が最高ですね。
やはり、ライブでさらに燃える人なんですね。
それもコンチェルトや室内楽のように相手がいるとね。
ダンベルドア
2007/04/01 01:52
ダンベルドアさん、おはようございます。
そう、チャイコフスキーとかもそうですが、追い込み型の曲でアルゲリッチは外さないですね。
ソロが少ないのは残念ですが、才能のある人が触媒になると、凄い演奏ができちゃうんですよね。
garjyu
2007/04/01 06:08
garjyu様 こんにちは
私もこの演奏大好きです。この演奏を聴いてシャイーを聴くようになった記憶があります。他にホロヴィッツとオーマンディーのライブが好きなのです。
 ラフマニノフのコンチェルトと言えば、2番より3番の方が私には思い出が沢山あります・・・

 それと私の場合、未開封CDが、気がついたら廉価盤で発売されたという経験は、過去に何度かあります。(汗)ちょっと反省し開封し、聴き遅れたことを後悔する。そんな感じでしょうか。失礼しました。。。
みー太
2007/04/01 14:50
みー太さん、コメントありがとうございます。
私も、miwaplanさんの感化もあって、シャイーは見直し中ですが、これはアルゲリッチのオーラもあってでしょうが、オケが凄い奮闘していますよね。

未開封CD問題は、この趣味の方々は皆お持ちのようですね。

また、よろしくお願いします。
garjyu
2007/04/01 18:14
こんにちは。今回まで無事に開催してこられましたのも、garjyuさんを始め、たくさんの方のご協力のおかげです。ありがとうございます。

シャイーの伴奏付けは、この演奏でもそうですけど、彼が若い頃から「うまい」ものでした。

このラフマニノフは、全員が異様に燃えてるみたい。アルゲリッチに煽られたのでしょう、きっと。

明日3日夜のオフ会、よろしくね(^_-)
miwaplan
2007/04/02 20:58
miwaplanさん、おはようございます。
とりあえず、1年続きましたねえ。今年中のスケジュールも決まったし。
これからもよろしくお願いします。
オフ会、体調を整えて参加します。
garjyu
2007/04/03 05:55
garjyuさん こんばんは。
私のような初心者がこちらにお邪魔するのは気が引けるのですが、このCDがあまりに素晴らしかったので、つい教えていただいたgarjyuさんに一言と思い、書かせていただいてます。やっぱりアルゲリッチは凄かった!ライブというのも誰かと感動を共有しているようでいいですね。garjyuさんのお勧めのアルゲリッチのCD、気がついたらモーツアルトのピアノコンチェルト20番以外全部購入してました(><
これからはバッハも徐々に聴いていきたいので、又こちらのレヴューを参考にさせていただくと思います。garjyuさんのレヴューは作曲家が広範囲にカバーされていて、初心者にとってとてもありがたいです。これからも頑張ってください。
straycat
2007/04/25 00:23
straycatさん、コメントありがとうございました。クラシック音楽好きに初心者も熟練者もないと思います。自分が好きなものをちゃんと“好き”といえれば、“音楽好き”のプロかと思ってひらきなおってます。
それにしてもアルゲリッチは、ハズレなしですよね。モーツアルトはちょっと、イメージは違うと思いますがエキサイティングなのは間違いありませんので、気が向いたら、聴いてみてください(もしかしたら、お近くの図書館とかでもあるかもしれませんので。)。
garjyu
2007/04/25 00:37
straycatさん、そういえば、古典派では、アルゲリッチのハイドンの協奏曲なんていうのを過去に紹介した記憶があります。これは必聴盤です。モーツアルトより違和感ないと思います。もうお聴きになられちゃいましたか?
garjyu
2007/04/25 01:09
garjyuさん 情報ありがとうございます。
そのCDはまだ聴いていません。お勧めなので購入してしまおうかと思っています。過去にもアルゲリッチの1978&1979ソロ・リサイタルとか、ハイドシェックの宇和島ライブとか、どうしようかな・・と迷っているうちに品切れになってしまったものがありましたので・・。早速聴いてみますね、ありがとうございました。
straycat
2007/04/25 16:56
straycatさん、
ハイドンは評論家の宇野大先生の受け売りですが大推薦です。
ハイドシェックも売り切れですか?それは残念です。とにかく食らいついてくるようなベートーヴェンでしたが。
garjyu
2007/04/25 17:25
straycatさん、
ハイドシェックの宇和島ライブは、昨年末に復刻し、それが今は手に入るようですよ。
私の2006年12月27日の記事をご参照ください。
(なんかCD販売店員みたいになってますが。)
garjyu
2007/04/25 17:40
garjyuさん たびたびありがとうございます。
そうでしたか、アマゾンでは売り切れなんですよ。ああ、これもこんなお値段・・買ってしまいそうです(^^;
でもこれは各人の感想が大きく分かれていますね、実際どうなんでしょう?怖いもの見たさ(聞きたさ?)で聞いてみたいです。
straycat
2007/04/25 19:02

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