遅まきながら、追悼。ブルックナー 交響曲第4番『ロマンティック』 / ザンデルリンク バイエルン放響

懐深い大人の演奏。

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・ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』[ハース版]

バイエルン放送交響楽団
クルト・ザンデルリンク

録音:ミュンヘン、ヘルクレスザール
1994年11月4日


巨匠クルト・ザンデルリンク、この9月18日に亡くなったとのこと。なんとも間の抜けた感じですが、今頃になってお悔やみ申し上げます。

この巨匠についてはナマにも接したことなく、いくつかのCDを聴いて、こりゃ大した名演だわいと思うものは少なくなかったものの、正直なところ、それほど個人的思い入れが強くなかった人です。
もう10年近くも前に引退してしまって、音楽家としては、事実上生きていなくて、なくなったというニュースを聞いても、あまりピンとはこなかったのですね。

ただ、このブル4のCDをかけて、故人を偲ぼうと思いました。
そうしたら、やっぱり、無茶苦茶良い演奏であることを、再確認、ブログに書こう書こうと思いつつ1ヶ月近くたってしまった筆不精な私。
気を取り直して、ちょっとだけ、感想のようなものを綴ってみます。

つい最近、ベルリンフィルによる録音で、集中的に聴いてきたブル4。不遜にもちょっと飽きてきたかなあなんて思っていたのですが、最初の弦による小波からやられました。そして絶叫しないやわらかな金管、ゆったりと進んでいく物語。なんとも風格のある大きな音楽。テンポもとても自然で、大船に乗っているかのように聴けます。

ヴァントやチェリビダッケのような一点一画もおろそかにしない凄まじく完成度の高い、ある意味緊張感をしいる演奏とは違い、指揮者もオケも、八割がたの力の入れ具合で(実際はそんなことはないのでしょうが、印象として)、ある意味緩く、どこも引っかかることなく、絶大な包容力で聴かせる感動的なブルックナー。

これは、私が求めるブルックナー演奏のもうひとつの理想でした。
ザンデルリンクは、ブルックナー指揮者としても一流だったんではないですかね(名指揮者が必ずしもブルックナーが得意であるとは限らない・・ようなので。)。

評判の高いゲヴァントハウスと残した3番は、どうもうちのステレオ(安い!)と相性が悪く良い音でなってくれなかったため、あまり関心しなかった覚えがあるのですが(ということで、手放してしまった。)、もう一度聴きなおしてみたいですね。3番は他にBBCとかでライヴもあったかしら。
シュトゥットガルトの7番も、近いうちに手に入れましょう。

ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』/ ザンデルリンク バイエルン放送響 @HMV

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