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zoom RSS メンデルスゾーン カンタータ《最初のワルプルギスの夜》/ オーマンディ (新365枚)

<<   作成日時 : 2007/02/01 16:37   >>

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これは秘曲の部類かもしれませんが、最初からカッコ良い出だしで圧倒されます。短編のドイツオペラと言っても通ずるような聴かせどころの多い音楽の圧倒的な名演。

ジェロルド・ノーマン(テノール)
ローズ・テイラー(メゾ・ソプラノ)
サイモン・エステス(バス)

フィラデルフィア・メンデルスゾーン・クラブ
タマーラ・ブルックス(合唱指揮)

フィラデルフィア管弦楽団
ユージン・オーマンディ

“ワルプルギス”と言えば、ベルリオーズの《幻想交響曲》の最終楽章でも出てくる悪魔たちが跳梁跋扈する恐ろしい場所というのが、クラシック音楽愛好家の中では通り相場だと思います。しかし、ここではちょっと違った考え方がされている、ゲーテのテキストが用いられています。ライナーにあるゲーテの言葉をそのまま引用します。
「ドイツに古くからある異教徒たちは、キリスト教が民衆に強制されたために追われることになり、古老や長老の下、一族は人里離れたハルツ山にひきこもった。そこで密かにこれまで通り宗教儀式を行いながら暮らしていたのである。そして、他の侵入者や武装集団から守るために、悪魔の姿に変装して、迷信深い敵を脅かすことで身を守っていた。こうして彼らは、悪魔の神に守られて、神への奉仕を行っていたのだ。」
ということで、ドルイド教徒およびその他の異教徒たちが主役のカンタータです

メンデルスゾーン自身はユダヤ人でありながら、クリスチャンであるという微妙な立場の人で合ったはずです。マタイ受難曲の蘇演を行ったり、自らもオラトリオ《エリア》や《聖パウロ》などの傑作を残していますが、《最初のワルプルギスの夜》、これまた変った題材を選んだものです。

まず冬の嵐から始まるなんともカッコ良い序曲。それが、2曲目に向かって春の喜びの音楽となっていきます。テノールの歌の伸びやかなこと。異教徒たちの女声合唱、、ドルイド教たちの男声合唱を経て、最後はキリスト教徒たちを悪魔のかっこうをして脅かし、追い払った後、ドルイド教を始めとする異教徒たちの祭典で高らかに合唱で終わるという筋書きです。中々ドラマチック。
音だけで聴くとドイツ語オペラという感じで、私は何となく《魔弾の射手》を思い浮かべました。

オーマンディの振るフィラデルフィア管弦楽団の凄さは今更言うまでもないのかもしれませんが、合唱、独唱とも渾身の出来です。これは良いものを手に入れました。
タワーレコードでのみ手に入るようです。

http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=996012&GOODS_SORT_CD=102

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
これは、珍しい曲の珍しい演奏ですね。

このCDは、いつも利用している大宮の山野楽器にも置いてありました。気になったので棚から一度手に取って、裏を見て、そのまま戻してしまったんですよね。

うーん、あの時、買うべきだったのかもなぁ。
今度行った時に、まだあるようだったら、購入しておきますね。

いつものようにTBしておきますね。
メンデルスゾーン繋がりということで(^^♪
miwaplan
2007/02/01 19:49
お久しぶりにお邪魔します。これ、本当にいいですよね。カップリングも良すぎ。オーマンディらしさが堪能できますね。
am
2007/02/01 23:10
こんばんは
これはよさそうですねえ。こういうのは、garjyuさんに取り上げていただかなければ気がつくことはなかったでしょう。参考になりました。
ダンベルドア
2007/02/01 23:49
miwaplanさん、amさん、ダンベルドアさん、コメントありがとう御座います。
とにかく、冒頭を聴いてみてください。流石、オーマンディ/フィラデルフィアと唸らされること請け合いです。合唱も上手いです。これを秘曲にしておくにはもったいないです。
garjyu
2007/02/02 06:27
こんにちは。
オーマンディは、メンデルスゾーン「エリヤ」でも
名演を残していますね。
この「ワルプルギス」は、ちょっと不吉な曲で、
1847年5月14日、作曲者の姉ファニー・メンデルスゾーンは、
自宅で催す日曜音楽会で演奏するため、この曲のリハーサルをしていて倒れ、
そのまま亡くなりました(脳出血?)。
でも、素晴らしい曲ですね。
木曽のあばら屋
2007/02/08 22:14
木曽のあばら屋さん、コメントありがとうございました。
《エリア》と《ワルプルギス》、どちらを書こうか迷っていたのですが、《エリア》は聴きこみが足りないということで、《ワルプルギス》にしました。《エリア》も冒頭からツカミが凄いですよね。オーマンディ、最近見直し中です。
garjyu
2007/02/08 22:18
はじめまして。ワルプルギスは主に北欧で行われる4/30のイベントなんですね。実は来月(2007/3) 初めに東京と神戸でこの曲の演奏が行われるようです。詳細は、
http://www.kobe-ensou.jp/schedule/month/0703.html

に。ご参考までに……。
まるす
2007/02/12 02:26
まるすさん、はじめまして(ですね?)。
コメント、耳寄り情報ありがとうございます。
合唱国、日本ではこのような曲も結構演奏されるのですね。
日曜日の昼ですか・・。なんとか理由をつけて、行きたいな。

garjyu
2007/02/12 05:26

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