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zoom RSS ラヴェル ボレロ / ブーレーズ ベルリンフィル (新365枚)

<<   作成日時 : 2007/06/01 09:56   >>

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『勝手にラヴェルの日』
なぜか、父が好きな曲でした。

父は、私から見てもクラシック音楽の素養などはあまりないような人に思われましたが、時々、散発的に、知っている曲があったりしてびっくりしました。
とくにオペラ系では“《椿姫》の乾杯の歌”“《リゴレット》の女心の歌”を良い声で日本語の歌詞で歌っていたりしました。ここらへんは浅草オペラなどの流れなのか、ラジオで聴いていたのか分かりませんが、得心できます。
戦争にいった世代(学徒動員)で、彼がラヴェルのこの曲を耳にしたのはどこでだったのでしょう。
家にはコンサートホールソサエティのLP10数枚がほとんど聴かれず(後日、私の獲物になったのは言うまでもありません。)においてありました。その中にボレロの演奏は入っていなかったはずです。耳にしているとすれば、1950年代〜1960年代前半、やはりラジオだったのかなあ。その頃に聴く音楽としては、結構モダンなものだったような気がするのですが、彼の頭の中では“乾杯の歌”とあまり変わらない位置にあったようなのです。

子供・学生の頃は、自分の聴きたい音楽を聴く(父にLPを買ってもらうようにねだる)ので精一杯で、『乾杯の歌はここに入っているよ。』とクライバーの《椿姫》のLPを、『女心の歌はこっち。』とジュリーニの《リゴレット》のそれを買ってもらうように腐心していました。そのくせ、それを父が聴いているのは見たことがありませんでした。

そして、ラヴェル。ラヴェルの他の曲について良く知っているわけでもなさそうでした。この曲1曲だけをなぜ・・。
コンサートにいったりしていたのかなあ。戦後、京都→静岡と移り住んだ彼が、どういったところで、何時ごろ耳にしたのか・・、お互い大人になったところで、そういう話をゆっくりしようと思っていたら、意外に2人だけで親密に話をする間もなく、時は過ぎ、病気で父は逝ってしまいました。
父親とはもう少し、大人同士として会話しておきたかったなあ・・と思うと、ボレロのリズムが頭の中でなり始めます。

ということで、何か変な話になってしまいましたが、《ボレロ》はちょっと、私にとっては特別な曲かもしれません。

演奏は、父が聞いたかもしれない、クリュイタンスとかモントゥーなどの演奏を選ぶべきかもしれませんが、今このダイナミックレンジの広い曲を聴くにあたっては録音の良い方がベターですね。
極端なテンポのシュールなチェリビダッケや、楽団員の叫び声(興奮のあまり?)が入っているアバドなどにも心惹かれつつも、どこにも付け入る隙がなく、しかも、昔のブーレーズのような怜悧さだけではないホットな部分もある、この演奏を選びます。
併録の《スペイン狂詩曲》、《道化師の朝の歌》などはベルリンフィルの機能を最大限に活かしたビリビリくる演奏です。一方で《マ・メール・ロア》や《海原の小舟》でとても繊細な音楽を聴かせてくれます。

一通り聴いた後、またボレロを聴き始めようとしています。こんなに吸引力のある曲だったのかと、改めて関心しています。

ラヴェル ボレロ 他/ ブーレーズ ベルリンフィル@HMV


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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
いつも楽しく見てマース。
ラヴェルと伊福部には、相当影響受けてます。
このボレロ:ラヴェルコンダクツラヴェルと言うLPがあって
ラヴェル自身が指揮してます。「ラヴェルと私たち」(音楽之友社)のなかで自身が語った、と言われる通り、普通のボレロのテンポより ちょっとゆっくりめの演奏です。
リズムも本来のボレロとちょっと違うし、ラヴェルにしてみれば、ボレロみたいなリズムを通したバレー曲って言うような気持ちで書いたのかも?と思いマース。
もも色ねこ ふわふわ
2007/06/02 00:36
もも色ねこ ふわふわさん、コメントありがとうございます。
ラヴェルは、自身の録音が残っているくらい、今に近い人なんですよね。
garjyu
2007/06/02 05:11
garjyuさま お早うございます。
いつもコメント、ありがとうございます。

お父さんのお話、心温まるお話ですね。
うちの父親はオケストラの演奏会には来てくれますが、普段はクラシックには縁遠い人間で、クラシックに触れるのは、私の演奏会だけかもしれません、ですが、大学時代から演奏会にはかなり来てくれています。でも、クラシックの話を親と一緒にすることはまったくありません。
一緒にお話ができたことは、良いことですよね

ミ(`w´彡)
rudolf2006
2007/06/02 06:10
rudolf2006さん、
父親は優しい人だったのですが、大人になってからは、私とはお互いに遠慮しあっていたような感じでしたね。
もっと、話をしておけばよかったと思います。
garjyu
2007/06/02 07:28
私の父もボレロは好きで良く聴いていました。
子供の私は横で「こんないつまでも同じことばかりやっている曲はつまらない」と思っていました。(B面のスペイン狂詩曲のほうが好きでした)
この年代に共通な流行でもあったのでしょうか。今度訊いてみたいと思います。
ダンベルドア
2007/06/03 01:13
ダンベルドアさん、コメントありがとうございます。
ダンベルドアさんのお父様もでしたか。うん、やはり、何か“流行”があったのかもしれませんね。
garjyu
2007/06/03 06:39

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