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「心配しないで下さい。グールド氏はちゃんと来てますから・・・」 バーンスタインが演奏前に、グールドとテンポに関し“折り合い”が尽かず、“言い訳”の前演説までしたというライヴ、以前から聴いてみたかったのをTowerで見かけ、購入しました。 私にとってのこの曲のデフォルト演奏がギレリスとヨッフムの共演の遅めのテンポのものなので、テンポが極端に遅いとは感じませんでした。グールドは、有名な間奏曲集でもそうであったように、一貫してロマンティックなものをブラームスの諸曲の演奏に込めていたのでしょうね。とくに2楽章にそれが良く現れていると思います。一方、英雄的な力をこの曲に求めたバーンスタイン、このテンポでも、力瘤をこめずに演奏も出来たのではないかなあとは思いますが、決してやけっぱちで振っているわけではない。バーンスタインの“熱”とグールドの“知とロマン”、音楽に破綻はありません。“面白い”です。 ちなみに、バーンスタインはこの曲をツィマーマンと再録音(ライヴ)していますが、もっと遅くなっているのですよ。一人の演奏家もその曲の解釈は変わるものでしょう。グールドとの共演の“影響”が長い時間をかけてバーンスタインの中で熟成されたのでしょうかね。 録音もモノラルで、会場ノイズ(やけに咳をしている人が多いのは風邪がはやっていたからでしょうか?)もうるさいので、デフォルトとすべきものではないのですが、この曲を“愛している”私、これも何度も取り出して聴くアルバムのひとつになりそうです。 ブラームス ピアノ協奏曲第1番 / グールド バーンスタイン@HMV |
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