一年365枚NEO 2017

アクセスカウンタ

zoom RSS 日本の復活を祈念して。バッハ 復活祭オラトリオ / パロット タヴァナー・コンソート

<<   作成日時 : 2011/04/24 16:42   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

復活祭にふさわしい、力強いオラトリオなんですが、実は世俗カンタータの二次利用だったんですね。

画像


復活祭オラトリオ 
Osteroratorium BWV.249

1.Sinfonia
2.Adagio
3.Chorus“Kommt, eilet und laufet”
4.Recitative“O kalter Manner Sinn!”
5.Aria“Seele deine Spezereien”
6.Recitative“Hier ist die Gruft”
7.Aria“Safte soll mein Todeskummer”
8.Recitative“Indessen seufzen wir”
9.Aria“Saget, saget mir geschwinde”
10.Recitative“Wir sind erfreut”
11.Chorus“Preis und Dank”

Emily Van Evera, soprano
Caroline Trevor, alto
Charles Daniels, tenor
Peter Kooy, Bass
Tavener Consort & Players

Andrew Parrot

今日は復活祭第一日。キリスト教では、クリスマス以上に大事な復活祭。華美音曲禁止が解かれ、本日以降三日間、怒涛のカンタータづくしです。キリスト教圏と違い、日本は明日月曜日から通常営業ゆえ、どこまでフォローできるかわかりませんが、とりあえず、本日のメニューは、4番《キリストは死の縄目につながれたり》、31番《天は笑い、地は歓喜す》、『復活祭オラトリオ』の中から1曲ということになります。

4番は、初期の傑作。後の受難曲に通ずる劇的で緊張感のある超名作。手ごろな長さもあって、例えば、バッハの声楽曲初心者の方には、マタイなんかより先に聴いて欲しいものです。このブログでは既にリヒター盤BCJ盤を取り上げているので、今回はやめておきますが。
31番も初期の作品。4番と違い快活で明るい曲調。神様が豪傑笑いをしているような冒頭のシンフォニアから痛快であります。こちらにしようかとも思ったのですが、ただでさえ、今後のブログエントリー、カンタータという名前の作品が続くことが予想がされるので、今回は、4番のカンタータ、マニフィカト、『昇天祭オラトリオ』(カンタータ第11番)との組み合わせがお得なパロットのCDから『復活祭オラトリオ』を聴いてみます。

オラトリオと教会カンタータの名称の使いわけ方がいまいち良くわからない私です。クリスマス・オラトリオも6曲のカンタータの連作のようなものだったし、受難曲だって、形式的には聖金曜日用の大規模なカンタータのような気もします。『昇天祭オラトリオ』はカンタータとして11番という番号を与えられてます。そもそも、教会カンタータというくくりは、バッハ自身ではなく、後世の研究者がしたものだと聞いたこともありますし、実際のところどうなんでしょう。

この『復活祭オラトリオ』と他のカンタータの違いは・・特定のコラールが背景にないことなんでしょうかね。コラールのないカンタータもあるからなあ。すいません、やっぱり良くわかりません。
特徴的なのは、最初の2曲が器楽曲なことでしょうかね。3曲目の合唱曲(初演版ではデュエットだったようです。)まででひとまとまりの協奏曲としてみると座りが良いかもしれません。以降は4曲のレチタティーヴォと3曲のアリア(それぞれソプラノ、テノール、アルト)が交互にあらわれ、最後に明るく華やかな合唱曲で締めくくられます。
実はこの曲、冒頭にも書いたように、楽譜が残っていないBWV249aの世俗カンタータからほとんどそのまま転用したものらしいですが、明るい雰囲気の中に宗教曲の荘厳さも合わせもった、演奏時間40分強の堂々の大作になってます。

先述のように、トランペットの音高らかに明るく華やかな冒頭シンフォニア、単純なヴァイオリンの伴奏にのってトラヴェルソが短調でさびしく歌う2曲目、堂々の終楽章的な合唱曲の3曲目までで、聴感上はひとつのまとまりと感じられます。当然バッハですから、対位法の妙は感じさせえるものですが、それほど複雑なもののようには感じません。2曲目なんて、これがバッハ?とびっくりしてしまうほどの単純さです。でも、結構充実感あるんですね。

ハモりのある音楽的レチタティーヴォを経て、トラヴェルソの寂しいメロディに導かれて歌われるソプラノソロのアリアは、演奏時間の長さも含め、この曲の白眉でしょうか。

短いレチターティーヴォを挟んで、リコーダー、トラヴェルソ、オルガンの絡みが美しい織物を思わせる、優しいテノールのアリアも素敵です。

次はまたまた、ハーモニックで美しいレチタティーヴォ。特に冒頭の女声2人のハモりに陶然とします。

オーボエがフィーチャーされたアルトのアリアはやや力強い曲調です。

オルガン伴奏のみのシンプルなバスのレチタティーヴォ。
最後は、明るく決然とした合唱曲。最後にテンポが変わりフーガ風に合唱が折り重なり、ちょっと唐突な感じで曲が閉じられます。

明るく、お祝い気分にあふれた、とても気持ちの良い曲でした。

パロットの指揮するこの演奏、3曲目の合唱曲は一人一パート、最後はちょっと合唱の人数を増やしているかもしれませんが、いずれにしても、少人数のものだと思います。しかし、学究的でギスギスした印象でなく、キビキビしつつも、しっとりしたところもある、秀演だと思います。個人的には、ピリオド系であるにも関わらず、アルトが女声なのが、好みなんですね。


バッハ 復活祭オラトリオ / パロット タヴァナー・コンソート@HMV

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
日本の復活を祈念して。バッハ 復活祭オラトリオ / パロット タヴァナー・コンソート 一年365枚NEO 2017/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる