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zoom RSS 今年のクリスマスにはこれを。シベリウス アンダンテ・フェスティヴォ他 / カンガス オストロボスニア

<<   作成日時 : 2011/12/23 23:42   >>

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いまさら言うまでもないですが、アンダンテ・フェスティヴォの、敬虔、厳粛にして、静謐で、天国的な美しさは、筆舌に尽くしがたいです。神の存在を確信させる音楽とでも申しましょうか・・。

画像


1. メロドラマ「孤独なシュプール」 Ett Ensamt Skidspar
2. モノドラマ「伯爵夫人の肖像画」 Grevinnans Konterfej
3. 劇付随音楽「とかげ」組曲Op.8 Incidental Music To “odlan”, Op.8
4. プレスト Presto
5. アンダンテ・フェスティヴォ Andante Festivo
6. 組曲「恋人」Op.14 Rakastava, Op.14
7. ロマンスOp.42 Romance,Op.42
8. 田園組曲Op.98b Suite Champetre,Op.98b
9. 即興曲 Impromptu
10. ヴァイオリンと弦楽のための組曲ニ短調Op.117
Suite In D Minor For Violin & String Orchestra, Op.117

オストロボスニア室内管弦楽団
ヤリ・ヴァロ(Vn)

ユハ・カンガス


悪魔チックな気分で、暗黒な音楽をむさぼりつくし心の滓が抜けきったのか、ようやく静かな音楽を聴く気分にシフトしてまいりました。
デモニッシュなものを求めている時は、バッハのカンタータですら、結構聴くのが億劫だったりしました。よっぽど心がすさんでいたんでしょうね。

ということで、いい人モードの一発目は、シベリウスの弦楽合奏のための作品を集めた一枚。
特にクリスマスのためのものでも、宗教音楽でもないのですが、この季節にふさわしい素敵な、本当に素敵なアルバムです。

静かで、清潔な雰囲気、メロディの愛らしさ・・。それぞれ小品ではありますが、どれも本当に魅力的です。

1、2曲目はスウェーデン語の語りつきの音楽。どんな物語が語られているのか、英訳すらのっていないのでよく分かりませんが、それぞれ優しい語り口(1曲目は男性、2曲目は女性の語り)と音楽が、心を暖かくしてくれます。

3曲目は2つの曲で構成された「とかげ」組曲。1曲目は普通にシベリウスの静かで愛らしい曲ですが、2曲目はちょっと不気味な雰囲気を醸し出してます(しかも16分超とこの曲だけが、異様に長いのです。)。とかげの姿の描写でしょうか?まあ、シベリウスですから、いくら不気味につくろうとしても、その育ちの良さが出てしまっている感じで、大したことはないのですけれど。最後のは、哀切極まりない雰囲気で終わっていきます。どんな物語に付された音楽なのでしょう。


愛らしく軽やかな舞曲のプレスト、名前どおりひそやかで甘く切ない雰囲気の「恋人」、青春の甘さ、切なさを音にしたような「田園組曲」など、全てが素晴らしいのですけれども、やはり、アンダンテ・フェスティヴォの神々しさは、群を抜いてます。

5分間の敬虔、真摯、無垢な祈り。弦だけで歌われる聖歌もしくは賛美歌とでも言えるこの曲、どんな演奏でも、そこそこ感動を与えてくれるものですが、最近は、私はゆっくりであれば、ゆっくりであるほど、いいかなあと思いはじめて来ました。アダージョ・フェスティヴォとかラールゴ・フェスティヴォなんてぐらい・・。なので、昔良く聴いていたグローヴス指揮のものは、表情付けは好きなものの、今の私には、テンポが速すぎに感じるようになってきてしまいました。楽譜はアラブレーヴェ(2分の2拍子)のアンダンテだから、グローブスのテンポが正解なんでしょうけれど。

カンガスのこれは、やや遅めくらい。いい感じであります。アドリブのティンパニは入っていませんが、この透明で細やかな演奏には、なくて正解な感じもしますね。

そう、これ、選曲も良いですが、演奏がすばらしいんですよね。透明で清潔な弦の音、細やかな表情付け・・。

暖かい飲み物でも飲みながら、寒い冬の一日、まったりと聴きたい一枚であります。


シベリウス 弦楽合奏のための音楽 @HMV



ちなみにアンダンテ・フェスティヴォ、流石名曲だけあって、たくさんYouTubeにアップされています。
気になったのをいくつかピックアップしてみます。

リコーダー アンサンブルのもの↓。とても暖かな雰囲気です。




これくらいのテンポが好き↓。これで指揮者がいたら、もう少し音の推移の細やかさが出るかも・・と言うのは贅沢ですね。




美女カルテットの演奏↓。この曲、カルテットがオリジナルですから。
見た目だけでなく、本当に素敵な演奏。途中カットがあるようです。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
また失礼します。いい曲ですよね。
わたしも同じ演奏のを持ってます…と思ってよく調べたら、同じFinlandia原盤の別の演奏でした
でもこちらも5分かけて、じっくりと歌い上げてくれます。時折出てくるスビト・ピアノもとても効果的でしみじみします。

そうするとグローヴスの4分というのは、素朴で力強いもののやや素っ気ないと自分も感じました。自作自演のは6分、以前自作自演と言われてたものは7分かけた演奏なので、この曲のテンポは本来どうなのか、よく分からないですね。
ぜん
2011/12/25 17:07
ぜんさん、コメントありがとうございます。
そうそう、偽自作自演の7分の演奏が、いい感じだったですね。本物(と言われている)の自作自演は聴いていないので分からないのですが、6分でも遅いほうですよね。
ヴァンスカのも(5分程度の長さのものも)素敵でしたが、もう少しゆっくりでもとも思いました。
この曲の名演をもっと追いかけたいと思っています。
garjyu
2011/12/25 17:45
ありがとうございます!

是非聴いてみたいと思います。
楽しみです。
Nano
2012/01/30 20:04

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