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zoom RSS こりゃ楽しいワイ。シューベルト 交響曲第9番《ザ・グレート》 / カラヤン ベルリンフィル

<<   作成日時 : 2012/05/27 18:11   >>

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当時の指揮界の“帝王”とトップオーケストラが、この大曲を、余裕綽々で演奏しちゃってます。

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シューベルト 交響曲第9番ロ短調《ザ・グレート》 D944

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン

フィルハーモニー、ベルリン
1977年6月

シューベルトの交響曲を聴くシリーズ、最後は《ザ・グレート》でございます。
《未完成》のところでも書いたとおり、私にとっては、この曲は断じて9番なんですね。昔々は7番と呼ばれていたこともあったようですが、私が物心ついた頃(クラシックを聴き始めた頃)は9番だったし、大作曲家は交響曲を9曲書いたら死ぬというジンクスにも合致してるし、まことにすわりがよろしいんでね。

さて、どこまでも明るく伸びやかかつ、スケールもでかいんですが、繰り返しも多く、演奏によっては退屈極まりないなんてこともありうるこの曲、今まで私は、強靭に歌いどっしりカッチリ演奏されたジュリーニ+シカゴ響盤や、厳格さと優雅さが高次元で共存しているヴァント+ミュンヘンフィル盤など、スキのないいかにも立派な演奏を推してきました。
今回も、ミュンヘンフィル盤よりさらに強靭なヴァント+ベルリンフィルや、スケール感と透明さ150%増し(当社比?)のチェリビダッケ+ミュンヘンフィルの演奏に後ろ髪を引かれつつ、傾向の違う、しかしとてもとても魅力的なカラヤン+ベルリンフィルのものを取上げてみます。

第1楽章 Andante. Allegro ma non troppo
序奏からして、スイスイとテンポは速めです。それでも歌うところは歌ってコブシも効いて、音の重心は低いし、聴き応え十分。
主部のアレグロは適度な良いテンポです。ジュリーニのように、序奏と主部からテンポがほとんど変わらないという、ちょっと異端の演奏(私はそれに慣れてしまって、一時他は受け付けられない体になってしまったのですが。)とまでは行かないけれど、序奏が速めに設定されていたため落差は少ないですね。
とにかく、パワフルでカッコ良くて、聴いていて気持ち良いこと。
録音のせいもあると思いますが、木管がクローズアップされて聴こえるのも、この曲においては良い感じですね。

第2楽章 Andante con moto
これもサクサク速めのテンポ。寂しさは後退しているものの、ベルリンフィルの鳴りっぷりもあって、退屈さとは全く逆の、見通しの良さと響きの充実度とが合いまった演奏。

第3楽章 Scherzo. Allegro vivace
第4楽章 Finale. Allegro vivace
速めのテンポで、3楽章も4楽章も、ベルリンフィルの達者さを堪能できます。
このテンポで、自然なフレージングを保ち、的確にアクセントの効いた音楽をするのは、簡単ではないんでしょうが、そこら辺り余裕綽々。3楽章の冒頭から4楽章のフィナーレまで、間然とするところがないですね。

私、以前より、前半の2つの楽章の充実ぶりと比べ、3、4楽章はなんとなく繰り返しばかりで、“竜頭蛇尾”チックに思っていたんですが、カラヤンのテンポ設計が奏功し、ひとつの交響曲として、すこぶる全体のバランスが良く取れた演奏になっているのではないでしょうか。

功なり名を遂げた1970年代のカラヤン、ドイツ・オーストリア系の作曲家の交響曲については、使命感を持って(なのか、いわゆる“商業主義”だったのか)数多くの全集録音を行っていて、シューベルトのものもそのひとつなんですが、6番以前の録音が、曲のスケールに対し、その解釈がいかにも“オーバー・スペック”な感じだったんですけれど、やはり《未完成》、《ザ・グレート》あたりになると、曲と演奏者の“幸福な出会い”というのを感じてしまいますね。
とくに、《ザ・グレート》の開放的で表出力の高い音楽は、《未完成》の、ある意味深く深く沈みこんでいくような種類の音楽と違い、カラヤンが、この時代に目指していたものに、しっかりマッチしていたのではないでしょうかね。

ヴァントやチェリビダッケのもののように、何か新しい発見や考えさせるものがある・・と言ったものとは違いますが、ワクワク楽しく聴ける、この曲のマイ フェヴァレイト演奏のひとつです。


シューベルト 交響曲全集  / カラヤン ベルリンフィル @HMV

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