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zoom RSS 超一流の紛い物、一流を超える。マーラー 交響曲第6番 / カラヤン ベルリンフィル

<<   作成日時 : 2013/06/08 18:31   >>

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そのカッコ良さにひれ伏せ!

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マーラー:交響曲第6番イ短調

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン

ベルリン、フィルハーモニー

1975年1月20〜23日、4月

マーラーの交響曲を順番に全部聴くシリーズ、今日は純器楽交響曲の傑作、6番です。
傑作だけだけあって、お祓いをしてからでもないと手を伸ばすことさえゆるされないテンシュテットのライヴ盤を筆頭に、録音でも名演、力演そろい踏みです。
そんな中、やっと最近になって手に入れ、聴いてブットンだカラヤン+ベルリンフィルの演奏を取上げます。

作曲家柴田南雄氏の名著『グスタフ・マーラー』によれば、カラヤン+ベルリンフィルは1979年の来日の際、このコンビの来日公演6回目にしては、この曲で初めてマーラーを取上げたらしいのです。ただし、金持ち楽団のクセに、どういう訳か、この曲で(少しの登場にも関わらず)重要な役割をもつカウベルを持って来ず(その当時、カウベルなんて国内にはなかったでしょうしね。)、録音で代用したとのことで、柴田氏はカラヤンのマーラー音楽に対する共感というか理解に対して、懐疑的な評をされています。
それを読んでいた私、カラヤンのマーラー録音は積極的には聴いてこなかったんですが、やはりこの曲、ベルリンフィルの、しかもカラヤンとのコンビ絶好調の70年代の音で聴きたいというのは、オケ音楽ファンとしては、当然の欲求といえよう・・なんてわけで、ちょっとバーゲン価格の時にHMVonlineでご購入とありなりました。

で、この演奏思った以上に、凄かったですよ。

何となく、遅めのテンポを予想していたんですが、(決して速過ぎることはないんですが)グイグイと力強く、弦の刻みが始まった時点で、一発ノックアウト。超カッコ良いんですな。高弦のうねり、低弦の厚み、金管の輝かしさ、カラヤン+ベルリンフィルならこれぐらい当たり前に出来てしまうということでしょうが、まあ、カラヤン自身が深い意味でマーラーの音楽を理解していたかどうかはさておき(何せナチスに近いところにいたカラヤンに対し、ユダヤ系のマーラーですから。)、ルーティーンでない、本気で真剣な音作りが聴けます。誤解を恐れず言えば、ところどころ、ナチスドイツの最盛期の軍靴の足音を模した音楽・演奏だと言われたら、そう聴こえそうですが。
歌うところの美しさも不足はしてませんが、前のめりのテンポで間然としたところは皆無です。

2楽章も同様。どちらかというと変拍子の面白さで、小気味よさ、諧謔的なイメージもあるこの楽章も、1楽章と同じく、重過ぎないけれど、中身のつまったどっしりめの音楽でカッコ良くしあげています。

3楽章、さすがアダージョカラヤン(?)、美しさは極上です。ppでは音楽が止まって、幻想的な空間が立ち現れます。ここは天国・・?
でも、柴田氏の言うように、この美しさがマーラー音楽への共感の上になりたっていないという評があるのも理解できるような気がします。美しすぎる? 響きは美しいけれど歌がない?

4楽章は、英雄が大きな敵に立ち向かい、傷つき、最後に(ハンマーで)打ち倒されるというストーリーが想起されるのですが、ここでの英雄は、圧倒的です。アーマーフル装備でハンマーなんかもものともせず、ガンガン突き進みます。終盤の沈み込んでいく曲想でも、『全然負けた気』がしてきません。
何か違うのかなと思いつつ、ある意味、ストーリー的なものと関係なく、純器楽交響曲の極上の表現ともいえましょう。

このブログで良く書くのですが、やはり「本気のカラヤンは凄い」・・でした。

マーラー 交響曲第6番 / カラヤン ベルリンフィル@HMV

(マーラー交響曲第6番 過去記事)
テンシュテット ロンドンフィル(ライヴ)
ゲルギエフ ロンドン響
バーンスタイン ニューヨークフィル 




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