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zoom RSS 充実の疾風怒濤。メンデルスゾーン 交響曲第1番 / カラヤン ベルリンフィル

<<   作成日時 : 2014/07/11 18:26   >>

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カラヤン+ベルリンフィルにかかれば、メンデルスゾーン若書きのマイナー曲もこのとおり超名曲に。

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・メンデルスゾーン:交響曲第1番ハ短調 op.11

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン

1972年9月、11月、
イエス・キリスト教会、ベルリン

ひと月ほど前から、メンデルスゾーンの交響曲第3番、いわゆるスコットランド・シンフォニーの第一楽章の序奏から主部の第一主題までが頭の中をリピートしております。私、それぞれの名曲に対し時々こういうことがありまして、そういうときはとっかえひっかえ同曲異演のCDを聴きまくるの常としておりますが、スコットランドに関しては、真正面からメンデルスゾーンを聴いてみようなんて思ったことがなかったので、手持ちのストックがあまりないのですね。
そこでそのあたりの充実を図る一環として、カラヤン+ベルリンフィルのメンデルスゾーンの交響曲全集(シンフォニーエディションの一部)を購入したのですね。スコットランドは最初の部分だけ聴いて『これは凄そう。』と確認したうえで、全体はゆっくり後のお楽しみにし、1枚目の1番から聴き直し始めたところ・・『え、これもええ曲やないの?!』
聴いたことがない曲というわけではなかったのですが、初めて聞くような衝撃。

この1番、ハイドンの中期のいくつかの短調交響曲、モーツアルトの25番の交響曲(いわゆる小ト短調)、シューベルトの4番の交響曲などの、若者特有の苦悩をたたえた疾風怒濤系シンフォニーの系譜に連なるものであると認識はしていたものの、それらと比べて出来は一つ落ち、メンデルスゾーンの交響曲の中でも存在意義は薄い・・なんて勝手に思い込んでいました。
しかし、この録音で、今までピンと来ていなかったものが、冒頭のパッション溢れるフレーズが聴こえてきた途端、この曲が名曲であることを得心してしまったのです。

1楽章
序奏も何もないいきなり核心から始まる音楽に対し、まずは、重心が低いにも関わらず瞬発力のあるベルリンフィルの威力あってのでしょうが、カラヤンの速めのテンポでの緊張感のある煽り、音の磨き上げの素晴らしさで答えます。それが曲想に抜群にマッチしているんですな。なんて冷静に分析していられないほど、私、最初から引き込まれてしまったのですけれど。

2楽章
美しい緩徐楽章の溜息の出るほどの、水も滴る美演奏。アダージョ・カラヤンの面目躍如。

3楽章
これがまたカッコいい短調スケルツォの理想的演奏でしょう。低弦とティンパニが腹に響きます。トリオでの弱音での木管の美しさも際立っていると思います。

4楽章
心の不安を表すようなAllegro Con Fuocoを充実の響きで突き進むベルリンフィルのカッコいいことったら。

作曲者15歳の若書きの交響曲としては、響きが重すぎ、ピリオド系演奏などが理想だなんていう声も聞こえてきそうですが、シンフォニック路線ではこれ以上の演奏はありえないと断言できそうな超名演と言い切ってしまいます。

この曲、カラヤンの通常レパートリーではなく、おそらくこの全集録音以外で演奏したこともないのでしょうが、そういうものですら、誰よりもすぐれたものを作ってしまう凄さというのが、このころのカラヤン+ベルリンフィルにはあったというものの証左といえる遺産のひとつなのではないでしょうか。

メンデルスゾーン 交響曲全集 カラヤン ベルリンフィル @HMV



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