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zoom RSS 清潔にして模範的名演。 メンデルスゾーン 交響曲第5番《宗教改革》/ ドホナーニ ウィーンフィル

<<   作成日時 : 2014/07/19 14:39   >>

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スマートでクールな当時のドホナーニの音楽づくりとウィーンフィルの魅力的な響き。透明で純度の高い録音が相まった理想の名盤。

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・交響曲第5番ニ長調Op.107『宗教改革』

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ

ゾフェインザール、ウィーン
1976年6月


《スコットランド》(を無性に聴きたくてたまらなくなったこと)をきっかけにメンデルスゾーンの交響曲のマイブームが到来してしまった私、カラヤンのものに引き続きドホナーニの全集まで注文してしまいました。ネットだと欲しいものがすぐみつかってしまうのは、天国でもあり、欲望を抑えられないクラヲタにはある意味地獄かもしれませんな。という話はさておき。
まずは、本日1番の交響曲から聴き始めました。ウィーンフィルの音の魅力を生かした美して素直な好演で決して悪くなかったです。しかしドホナーニの感情に流されない、デジタルなインテンポでの音楽づくりに、カラヤン盤と比べもう少し弾力が欲しいなと思ったのも事実。
実はカラヤンが聴かせ上手で、曲そのものよりカラヤンを聴かせる演奏だったということなのかもしれないとも考えました。
ということで、ドホナーニの全集、続けて、曲そのものの魅力が1番より上かなと思われる《宗教改革》の聴いているわけです。


第1楽章
折り目正しく居住まいをただした序奏。雲一つなく晴れ上がっているもののひんやり涼しい高原なのか、清浄機が利いた高級マンションのリビングなのかはわかりませんが、とてもいい空気が感じられます。
ここでのウィーンフィルの音はカラヤン+ベルリンフィル演奏と比べると美しさにしては同等ですが、薄味で透明度が高い気がします。
主部も速いインテンポなのに、ミュンシュのような熱気やテンションはあまり感じられません。ドホナーニの冷めた目が感じられます。でもそれが1番の交響曲を聴いたときほどぶっきらぼうには聴こえません。むしろ客観性が曲の良さを引き立てているようです。

第2楽章
速く軽いテンポ、さりげない表情づけにも関わらず、魅力的な音楽はウィーンフィルの素晴らしさゆえ。カラヤン盤みたいに美音(とくにゴールウェイのフルート)があちらから飛び込んでくるというのではなく、こちらから聴く態度をみせるとすべての美しさに得心がいくといった感じです。

第3楽章
指揮者のクールなテンポ感に対し、弦のすすり泣きが抜群のバランス。

第4楽章
序奏からことさら大きく立派に見せようとしない態度。主部も速いテンポですっきりきれいにまとめています。
ポリフォニックな部分は、録音の良さもあり階層的立体的に聴こえます。
コーダの追い込みは熱気を帯びずにシームレスに加速する感じが独特に感じましたが、それはドホナーニの味とも言えましょう。

このドホナーニ+ウィーンフィル盤、トスカニーニ、ミュンシュの熱演系、カラヤンのすべてが計算されつくした美麗にしてスケール大きな演奏などある意味常識を突き抜けた特別なものと違う、曲の良さを素直にうなずける名盤と言えるでしょう。知的でなんかIQも高くなりそうな感じの演奏でもあります。
普段聴くのに適しているのはドホナーニ盤でしょう。

メンデルスゾーン 交響曲全曲、《最初のワルプルギスの夜》 他 / ドホナーニ ウィーンフィル@HMV




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